内容説明
まず自分の街を、知ることから始める。更新を続ける街・福岡。大規模再開発で生まれ変わろうとしているこの街を実験場に、また世界の街のユニークな取り組み事例から、他のどこでもない、街の「らしさ」について考える。人任せのまちづくりではなく、街を自由に語り合えるように。
目次
1 街・福岡をかたちづくる建築(構えの大きな建築―アクロス福岡;黒川紀章と福岡銀行本店―設計者と発注者;磯崎新と西日本シティ銀行本店;食文化を豊かにする建築―河庄・やま中;集合住宅に新風を吹き込んだ「ネクサスワールド」 ほか)
2 街の記憶を読み、景観をつくる(天神地下街―長生きするデザイン;水上公園の仕組みと魅力;都市景観の一要素―西鉄バスのデザイン;どんな歩道が素敵?―天神明治通りのデザイン;ヨーロッパのパサージュと日本のアーケード ほか)
著者等紹介
松岡恭子[マツオカキョウコ]
1964年、福岡市生まれ。建築家。株式会社スピングラス・アーキテクツ代表取締役、株式会社大央代表取締役社長。九州大学建築学科卒業。東京都立大学大学院、コロンビア大学大学院修士課程修了後、ニューヨークで設計活動を開始し、台湾、日本へと活動領域を広げる。様々な建築物やプロダクトに加え、橋梁・公園など大規模な土木構造物のデザインも手がける一方、国内外の大学でデザイン教育、地域づくりにも従事。NPO法人福岡建築ファウンデーション理事長として建築の素晴らしさを市民と共有する活動を2009年より継続中。主な受賞歴:日本建築学会建築九州賞作品賞、日本土木学会田中賞、福岡県文化賞、福岡県美しいまちづくり建築賞大賞、福岡市都市景観賞大賞、グッドデザイン賞、他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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