内容説明
この本の「シンプル」とは相続の全体を俯瞰して、「相続では何が大事か」ということをシンプルに考える。準備を整えることで、複雑な相続手続きがシンプルに進められることがある。本書は、相続対策の実務よりも、まずは相続を知るために「読む」ことを意識した相続エッセイです。相続は発生してからではなく、準備が大事だということに気づいてもらい、相続は自身の生活にどれくらい関わりがあるのかを考えてもらうことを目的にした本です。
目次
第1章 だれもいない家は「だれのもの」(司法書士の仕事と本書のテーマ;財産を考えよう ほか)
第2章 なぜ遺言書が必要なのか(義父はなぜ遺言書を残さなかったのか;遺言とは何か ほか)
第3章 私たちの生活と相続登記の距離感(「あなたの住んでいる家」について;遺言書がすべてではない ほか)
第4章 信じ託すこと―民事信託・家族信託と成年後見制度(認知症と信託;実家の信託 ほか)
著者等紹介
上村拓郎[ウエムラタクロウ]
1976年岐阜県生まれ。同志社大学法学部卒業。司法書士(簡裁訴訟代理等関係業務認定)、家族信託専門士、民事信託士、終活カウンセラー。優司法書士法人代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。