目次
第1章 能力主義と優生思想―すべての人間が存在するための「社会」(能力主義―人間を格付けする思想;相模原障害者殺傷事件 ほか)
第2章 「青い芝の会」の思想と運動―「内なる優生思想」という問題(障害者運動のパラダイムシフト;「青い芝の会」の発足から1970年代まで ほか)
第3章 障害学のディスクール―解放理論の政治的意義と社会構築主義のアポリア(学際的な知の運動としての障害学;障害学における「当事者性」 ほか)
第4章 「新優生学的欲望」と「他者への欲望」―「新優生学」と教育の類縁性と背反(「パーフェクト・ベビー」という夢と現実;優生学小史 ほか)
第5章 「他者への欲望」とレヴィナスの倫理学(レヴィナスの思想形成;レヴィナスのテキスト戦略 ほか)
補論 「障害児童」の保護者との対話から
著者等紹介
森岡次郎[モリオカジロウ]
大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科准教授。博士(人間科学)。1976年、東京都生まれ。専門は、教育哲学、教育思想史、教育人間学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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