内容説明
今から約90年前、新潟県三条市に生まれた体の大きな少年がプロ野球選手となり、挫折を乗り越え、アメリカを熱狂させるプロレスラーになった。日本に希望を与えたジャイアント馬場。最後まで伝え続けたメッセージとは?今、その生涯が絵本でよみがえる。秘蔵写真で振り返るジャイアント馬場写真館付き!
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
児童文学作家。1961年徳島県生まれ。絵本『おこだでませんように』(小学館)が2009年に青少年読書感想文全国コンクール課題図書となる。同作品で第2回JBBY賞バリアフリー部門受賞
坂上暁仁[サカウエアキヒト]
漫画家・イラストレーター。1994年福岡県出身。2017年に武蔵野美術大学卒業後、第71回ちばてつや賞一般部門入選。2020年からリイド社のコミック乱、トーチWebで不定期連載していた『神田ごくら町職人ばなし』が話題に。本作は2023年自身にとって初めての単行本としてリイド社より刊行され、版を重ね、『このマンガがすごい!2024』オトコ編3位となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
151
ジャイアント馬場25周忌企画の伝記絵本を見つけたので、読みました。やはり日本のプロレスにとって、ジャイアント馬場&アントニオ猪木は、特別な存在です🤼♂️ https://303books.jp/release/17150/2024/03/14
Roko
37
プロ野球選手にはなったけれど、上手くいかず、力道山の弟子となってプロレスの道を歩み始めます。プロレスラーとしてのイメージが強い馬場さんですけど、実はプロレス団体の経営者・プロモーターとして優秀な方で、海外からやって来るプロレスラーたちはみな、馬場さんを慕っていたのだそうです。 この本のタイトルとなっている「うえをむいてあるこう」は、馬場さんが初めてアメリカへ行った頃によく聞いた曲なのだそうです。異国の地で聞いた日本語の歌詞にさぞかし力づけられたのでしょうね。2024/04/01
akihiko810/アカウント移行中
27
ジャイアント馬場の生涯を駆け足で追った絵本。印象度B 猪木は出てこない。馬場は、「アメリカで初めて成功した日本人アスリート」だった。のだが、そこを明確に説明しているわけでもない。 今の子供は当然馬場なんて知らないから、パパママが読み聞かせするのだろう。これでプロレスに興味持ってくれると面白いが。 絵本のタイトルは馬場がアメリカ遠征時代によく聴いた(らしい)坂本九の曲から。2024/06/13
かず
17
図書館での学習を終え、帰宅前に蔵書を物色していたところ、タイトルに心囚われ、読むことにした。なお、プロレスには全く興味がなく、新潟の英雄の一人なのに何も関心がなかった。しかし、本書で一変した。並外れた長身はからかわれる格好の材料に。しかし、野球の才が認められ巨人へ。しかし、故障のため数年で退団。プロレス転身も外人には勝てず、米国へ武者修行へ。ここで16文キックを開発し、一躍人気レスラーに。郷愁に逸る心を慰撫した「上を向いて歩こう」が帰国後、全日プロレスの試合後のテーマ曲に。上を向いて歩こうと強く誓った。2024/04/13
ヒラP@ehon.gohon
10
【再読】大人のための絵本2024/05/09