内容説明
戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みとく、これまでなかった痴漢研究の書。
目次
1 事件としての痴漢(痴漢事件はどのくらい起こっているのか;痴漢事件はどう捜査されるか;痴漢を取り締まる条例)
2 痴漢の社会史―痴漢はどう語られてきたのか(戦後から一九六〇年代~電車内痴漢という被害;一九七〇年代~悩まされる女性たち;一九八〇年代~文化と娯楽としての痴漢;一九九〇年代~痴漢ブームと取締りの変化;二〇〇〇年以降~痴漢冤罪と依存症へ)
3 痴漢冤罪と女性専用車両(いま、冤罪ばかりが語られる理由;女性専用車両をどう考えるか)
著者等紹介
牧野雅子[マキノマサコ]
1967年、富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。専門は、社会学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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