出版社内容情報
女帝も養子も認めない現在の制度では、このまま皇室に男子が生まれなければ、皇位継承者はいなくなる。「万世一系」の危機なのだ──
内容説明
もし、このまま皇室に男子の誕生がなければ、やがて皇位継承者がいなくなるかもしれない。現在の憲法、皇室典範では、女性天皇を認めていないし、皇族が養子を迎えることも、一度臣籍に下った旧皇族が復籍することも、認められていない。親王の誕生を祈ることは勿論だが、それとは全く別に、皇室典範の根本的なディレンマを解消すべきなのだ。
目次
序章 皇位継承の危機
第1章 「万世一系」はいかに保たれたか
第2章 「女帝」出現の意味
第3章 『皇室典範』の成り立ち
第4章 御側女官の役割
第5章 昭和天皇の苦悩
第6章 新『皇室典範』のディレンマ