内容説明
生徒会を辞めてぽっかりと時間ができてしまった高2の華。目標を見失っていた時に幼なじみの六花と偶然再会し、六花が打ち込む「ブラインドサッカー」に出会う。まるで目隠しなどしていないかのような華麗なドリブルや競技の迫力に魅せられた華は、気づけば声で選手をサポートする「ガイド」を引き受けていた―。ブラインドサッカーで世界の頂点を目指す六花とともに、華の新しい日々が動き出す―。ブラサカ小説最終章、書籍化!
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年生まれ。東京大学教養学科卒業後、日本テレビに8年間勤務。退社後はコロンビア大学ジャーナリズムスクールに籍を置きながら、文筆活動を本格化。フィクション・ノンフィクションの両分野で活躍する。著書はノンフィクションに科学ジャーナリスト賞、講談社科学出版賞を受賞した『我々はなぜ我々だけなのか』(講談社ブルーバックス)など多数
ゆの[ユノ]
1989年生まれ都内在中。セツモードセミナー卒業後、2012年からフリーのイラストレーターとして、アニメタイアップのグッズイラストや音楽MVなど、多岐にわたり活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papapapapal
39
「女子の会長が3代続いてるから、次は男子の方が」。先生からの何気ないひとことで生徒会を追われてしまった華は、昔の同級生、六花が所属するブラインドサッカーチームのガイド役を引き受けることに。チームではエースの六花だが…彼女がどんなに夢を語っても、女子選手には世界一になる舞台がない、というのが現実だった。ないのなら…作ってしまえ!! 華や六花、世界中の仲間たちが巻き起こす、奇跡の旋風物語。2020/05/14
よっしー
24
シリーズ三作目。気が付いたら次の作品が出ている気がします。ブラインドサッカーの今回は女子に焦点が当たっていると思っていたのですが、そこから派生して公式試合に出れない狭間の人々をどうするのか、知って貰うためには何が必要か…等、障害の有無に関わらず多くの人を巻き込んで1つの事を成し遂げるお話へと展開していきました。大切なのは今、今後…ではなく今動く。当たり前の事ですが、中々出来ない人が多いように思います。2023/07/23
うたっち
9
生徒会を辞め、昔の同級生である紅林六花に再会した華。六花に頼まれ、ブラインドサッカーのガイドをすることになる。あまり見たことのない競技だったから今度試合を見てみたいと思った。2020/05/13
Yuka
5
ブラインドサッカーの小説。今度は女子選手が主役の3部作目!勢いあって一気読み。 描かれていた草ブラインドサッカー国際大会は実現してほしいな!2020/07/12
早々
5
2020☆22冊目 ブラインドサッカーって見たこともないし、ルールもよく知らなかった。この本読んで興味持ちました。爽やか青春小説2020/02/29