内容説明
こどもたち、とりわけ、暴力や虐待にさらされてきた数え切れないほどのこどもたちにとって、神とは一体何ものなのか?現代韓国社会の最前線に立ち尽くしての根源的な問いの果てに一人の神学者が辿り着いた、「神こそこどもである」という思想、その斬新なる全貌を初邦訳。
目次
第1章 虐待を受けるこどもたち
第2章 虐待を受けているこどもたちにとって神はどのような存在か
第3章 こどもなるイエス
第4章 こどもなる神
第5章 神のかたちと「こども」
第6章 パラダイスへのヴィジョン
第7章 こどもらしい霊性
著者等紹介
李信建[リシンコン]
1953年韓国の釜山生まれ。ソウル神学大学(1977年卒業)・延世大学連合神学大学院(1979年卒業)で学び、テュービンゲン大学より神学博士号取得(1987年)してソウル神学大学の組織神学教授(1994年~2018年)を務め、現在聖潔神学研究所所長を務めている
朴昌洙[パクチャンス]
1969年韓国の光州生まれ。馬山上南聖潔教会協同牧師及び新潟聖書学院専任教師。ソウル神学大学及び同神学大学院とイギリス・バーミンガム・クイーンズ・カレッジで学び、イギリスで宣教師として活動し、2009年から来日して教育宣教師として活動している。柏崎地域国際化協会の韓国語講座を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
1
家父長制の神学を脱却する、神を「こども」と見るダイナミックな提言。 序論は韓国の著しい児童虐待。「解放の神学」の新たな切り口。 個人的感想:「子ども」を理想化・ステレオタイプしすぎ? 子どもって、成長したくてウズウズしてる。 手始めに「牧師先生(韓国では「牧師様」)」の上下関係を一新することは不可欠だろう。 具体的には「子どもと遊ぶ」「身体感覚を大事に」「感情を表現する」なんてアプローチも提案したい。 何より、子ども不在の「子どもの神学」じゃなく、「子どもたちに伝わる神学」が欲しい! それが、僕自身の課題2024/03/07
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