内容説明
「主の平和」を次の日本へ受け渡すために。故ロバート・リー博士によって1989年に創立され、日本における福音宣教が持つ今日的課題に真摯に取り組んできた東京ミッション研究所(Tokyo Mission Research Institute)。その創立30周年を記念した、弟子たちによる気鋭の論文集。
目次
巻頭言 リー博士と「真の宗教」への提言
序章 東京ミッション研究所30周年を迎えて
第1章 古代エルサレムから近代東京へのパラダイム転換―ボッシュより更なる展開へ
第2章 平和神学の基盤としての聖書学的枠組み
第3章 修復的贖罪論の可能性を探る―パウロ神学の「新しい視点」から
第4章 グレン・スタッセンの「受肉的弟子の道」の位置と展望
第5章 スタンリー・ハワーワスの「近代的自己」批判―カント道徳神学における聖化(Heiligkeit)との対比において
第6章 終末的苦難のなかでの世界宣教とイエスの弟子育成―マタイ福音書におけるイエスの弟子共同体を中心に
第7章 被災地から問われる包括的福音―ローザンヌ運動の視点から