志学社選書<br> 雄略天皇の古代史

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志学社選書
雄略天皇の古代史

  • 平林 章仁【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909868046
  • Cコード C0321

内容説明

「大悪天皇」か、それとも「有徳天皇」か―。果たして雄略朝はヤマト王権の画期なのか?『記』・『紀』、出土文字史料、中国史書を多角的に分析し、新たな雄略天皇像を描き出す。

目次

序論 なぜ雄略天皇か―課題と、それに向き合う基本的立場
第1部 『記』・『紀』が伝える雄略天皇とその治世(雄略天皇の即位―葛城氏とライバルの王族を滅ぼす;「日の御子」と称えられた雄略天皇 ほか)
第2部 埼玉稲荷山古墳出土鉄剣銘文から描く雄略天皇とその時代(鉄剣銘文と獲加多支鹵大王;鉄剣銘文の八代の系譜について ほか)
第3部 『宋書』倭国伝から知られる倭王武とその治世(東アジア世界の変動;倭国の東アジア外交の展開 ほか)
第4部 雄略朝王権専制化画期説の検討(雄略朝王権専制化画期説の主張;雄略朝王権専制化画期説の検討 ほか)
結語にかえて

著者等紹介

平林章仁[ヒラバヤシアキヒト]
1948年、奈良県五條市生まれ。1971年、龍谷大学文学部史学科卒業。以降、奈良県内で教諭として教壇に立つかたわら、研究活動を行う。1992年に初の単著『鹿と鳥の文化史』(白水社)を刊行、以降コンスタントに著書を上梓する。2002年、「古代日本の王家と氏族の研究」によって皇學館大学(学長・大庭脩)より博士(文学)号。この間、龍谷大学・堺女子短期大学・京都造形芸術大学非常勤講師、龍谷大学仏教文化研究所客員研究員、奈良県王寺町史編纂委員等を経て、2008年に龍谷大学文学部史学科教授となり、2017年に定年退職するまで勤務した。専門は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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六点

46
著者名を見て、書肆御主人の厳父様?と、思った。閑話休題、本書は雄略天皇の治世を、戦前戦後に風靡した歴史観から離れ、本外邦に伝わる歴史書を虚心坦懐に検討すると言う、実に基礎に忠実な啓蒙書と言うべきである。なにせこの時代の研究は斯界の大家先生が、自説に都合の悪い記述を記紀により指摘されると「そんなん記紀の間違いや(大意)」と言う見解が罷り通る魔界である。古田武彦や関裕二と言った魑魅魍魎も多い。啓蒙書という割には、対象の性格上、引用が長くなる。まだ「本章の要旨」と言う項目があるだけましだが。2021/12/08

サケ太

19
個人的に最も印象深い天皇。古代の天皇を神話や各史料から浮かび上がらせていく。なかなかアグレッシブな人物を想定していたが、それらの行動も王権の確立における過渡期であったから、というのは面白い。「大悪天皇」、そして「有徳天皇」と呼ばれた彼の存在は異彩を放っているようで、過渡期の中にあって必要な事だったのか。面白かった。同著者の本も読んでみよう。2021/07/27

月をみるもの

16
"これまでは古墳は政治的記念物であり「墳形と規模の二重の原理によって被非者の系譜と序列を表示する身分制のシステム」であるとする前方後円墳体制論や(都出)、擬制的血縁関係にもとづく特異な首長連合を表象していると解するなどの〈白石)、古墳の政治的性格を重視した説明が行なわれて来た しかし、古墳が政治的記念物であるという仮説は、いまだ証明されていない” → 続く2021/08/30

さとうしん

14
雄略本人の動向だけでなく、関連する氏族との関係や動向、彼らが奉ずる神格の祭祀など、思っていたよりも多角的な切り口があるのだなという印象。また史料も記紀など伝世文献だけでなく、稲荷山鉄剣のような出土文献、『宋書』倭国伝のような外国の文献と、他の大王と比べると割と豊富である。これらを駆使して、雄略政権の性質、達成について従来のものとは違った見解を打ち出している。そこに至るまでのアプローチの豊かさが本書の特徴ということになるだろうか。2021/06/29

Oltmk

3
文献史学などの視点から略天皇を再解釈する専門書で、雄略天皇の時代を専制期的画期の時代ではなく継体天皇以前の過渡期と見なしているのは肯定できるのだが、ヤマトタケル伝承は雄略天皇期からあり雄略帝本人もそれを強く意識していた、記紀に存在しない「大タケル」の尊称の仮定など個人的には肯定する事が出来ない学説も唱えられてるため、肯定できる学説と肯定できない学説が入り混じってるとは思う。ヤマトタケル伝承が馬伝来以前の時代に作られた事は確かに首肯できるのだが…2022/04/24

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