感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
5
現役カウンセラー12名によるサブカルチャー考察。268もの項目があり、広く流行りのサブカルを知れた。「私は、ジャニオタとしての私を肯定したかった。アイドルにハマることはきっと心理学的に意味のあることなのだ」が印象的で市川哲史を懐かしみつつ読了。2024/08/18
ハシビロコウ
2
たまには小説以外も読んでみようと思い、手に取った一冊。学術的でなんとなく難しかったけれど、なかなか面白かった。たまにはこういうのも読んでいかないとな〜。という感じ。2024/06/17
さたん・さたーん・さーたん
1
オタク兼心理カウンセラーたちがオタクトピックを心理的影響と絡めて解説&考察する辞典みたいな本。幅広い分野から要点をまとめているので項目によっては肩透かしを食らったり書き足したくなったりするのは私もオタクの証…?サブカルチャー知識を共有しカウンセリングに役立てようという研究会の意気に感心。2025/07/01
ハナさん*
1
2023年5月30日初版第1刷、7月30日第2刷。県図。12人のオタクなカウンセラーが、サブカルチャーと心理臨床の関連について語った本。サブカルチャーに分類される様々なジャンルの概要や、具体的な作品について語るなかで、心理臨床的な解釈を提示(キーワードが脚注で示される)する。「扱うコンテンツがたくさんあるだけに、《サブカルチャー》と“こころの支援”の双方に精通している方には、一つひとつのコンテンツへの掘り下げが物足りないと感じられるかもしれません」(p.11)とあるが、正にそのとおりだった。広く浅くの本。2025/05/05
mikan
1
サブカルを好きになる人の心をカウンセラーが分析した本。ハイカルチャーにせよサブカルチャーにせよ、特定の文化にハマり続ける心理的要因は自分でも説明しにくい。この本はサブカルの分野ごとに異なる分析をしているため、読み進めながら自分に当てはまる心理を探すことができる。面白いことに、自分の好きな分野と興味のなかった分野に意外な共通点が見つかることもある。自分が好きなものを見つめ直すきっかけになりそうな本。2025/03/20