感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
54
図書館でお見かけして驚き!2024年、復刻版でえす!過去に読んでトラウマになったのはこのお話だったような気がする。公園で我が物顔で振る舞う月ちゃんと、取り巻き女子たち。シンスケくんはとうとう対決する。諍いは親を巻き込み団地対住宅地の戦争になってしまう。筒井先生の「児童書ですから分かりやすく平易な言葉で書きますよ」っていう配慮と、悪化していく状況がとても心を寒くする。初めて読んだ時は紛れもなく子供の時で、やっぱ「親が死んだら敗戦」だったんだろうなーと改めて思いました。明らかに大人向けの児童書ですヨ。2024/10/29
たまきら
39
男と女。お金持ちと貧乏人。旧住民と新住民…対立の理由なんてなんだっていいんじゃなかろうか、と鼻白んでしまいますーけれど、「ほんとに、こまるんですよ」という結びの言葉を読んだ後、アメリカや日本の政治状況を記事で読むとため息が出ます。おにぎりに愛する人のめだまが喰い込んでるのなんて、一生見ないで済ませたいじゃないですか。勘弁してくれよ…。2025/11/24
空猫
35
新刊情報でこの本の復刊を知る。文:筒井康隆、絵:永井豪と言う垂涎モノコラボ。これが児童書!ほしいけれどお値段¥2,970なので迷う。この作品は金の星社、日本文学シリーズで読んだだけ✧◝(⁰▿⁰)◜✧。子供向けなのに容赦ない描写で、ますます本書を読みたくなる。…戦争がきらいな人だって、ときには、シンスケくんのように、かっこいいなどとおもうことがあるくらいなんですからね(p220)うーん買っちゃおうかな。2024/08/22
ほんわか・かめ
21
今、こんな時代だから、復刻版が出たのだろう。戦争がひとたび始まってしまうと、もう行き着くところまで突き進んでしまうものなんだということがよくわかる。子どもの喧嘩に親が参戦し、親たちのヒートアップした姿に一旦は愚かさを感じていた子どもでさえ、異常な事態に高揚し惹かれてゆく。その様子があまりにも自然で不気味だった。あの時立ち止まって、話し合って、譲り合って、和解しておけばこんな悲惨な結果にならなかったのに。〈1971/2024/スローガン〉2025/06/16
活字スキー
15
【バシッ。バシッ。パーン。パーン。ドカーン。ドカーン。あっ。これは、なんとむごたらしいことでしょう】71年初出。我らが筒井康隆大先生と永井豪という最狂タッグで送る、古き良き『三丁目の夕日』的団地のガキんちょどものいさかいからトントン拍子に阿鼻叫喚の地獄絵図の復刻版。【そうです。そうですね。戦争は、いつもざんこくなのです。みなさんのすきなほうを、えらんでください】2025/08/15
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