目次
第1章 メタクリティーク(ナルシスの「言葉」―中上健次論;「母」の力―『鳳仙花』を読む ほか)
第2章 青春の廃墟(「私小説」をこえて―小林秀雄と安岡章太郎;悲惨さの方へ―書くこと、そして読むこと、あるいは批評のためのメモ、ではなく… ほか)
第3章 書くこと=自己意識(自己意識の覚醒―昭和文学の臨界;横光利一論 ほか)
第4章 小説/ジャーナリズム(「純文学」をもこえて;現代小説の布置―「永山則夫問題」の視角から ほか)
特別寄稿(吉川浩満、米子のふたつの夜―李さん、〓さん、レフト・アローン;金子亜由美、持続する「繊細で批評的な言葉狩り」 ほか)