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内容説明
ダークファンタジーの傑作『ベルセルク』は後世に何を伝えるのか?9人の論者がその魅力を読み解く本格評論集。
目次
人間の実存を描く傑作『ベルセルク』(宮台真司)
三浦建太郎という溶鉱炉―追悼・三浦建太郎―(藤本由香里)
マイナーなジャンルで王道のヒーローを描く(島田一志)
私漫画としての『ベルセルク』(成馬零一)
穢されないのはなぜか―娼婦と魔女がいる世界―(鈴木涼美)
テレビアニメ『ベルセルク』とポスト・レイヤーの美学(渡邉大輔)
黒い脳髄、仮面のエロス、手の魔法(後藤護)
フィクションと現実との境界線に突き立つ「ドラゴンころし」(しげる)
後追い世代も魅了した「黄金時代篇」の輝き(ちゃんめい)
特別付録 成馬零一×しげる×ちゃんめい|『ベルセルク』座談会
著者等紹介
宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年生まれ。社会学者、映画批評家。東京都立大学教授。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの幅広い分野で多くの著作を持ち、独自の映画批評でも注目を集める
藤本由香里[フジモトユカリ]
1959年生まれ。漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。07年まで筑摩書房で編集者として働くかたわら、コミック・セクシュアリティなどを中心に評論活動を行う。新聞や雑誌に連載コラムを持つほか、メディィア芸術祭マンガ部門・手塚治虫文化賞・講談社漫画賞などの選考委員を歴任。2008年より明治大学へ。少女マンガの専門家だが、最近ではとくに、マンガの国際比較や海外市場調査などを行っている
島田一志[シマダカズシ]
1969年生まれ。漫画編集者、ライター。『週刊ヤングサンデー』(小学館)の外部編集者を経て、『九龍』(河出書房新社)元編集長
成馬零一[ナリマレイイチ]
1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆
鈴木涼美[スズキスズミ]
1983年東京都生まれ。慶應大環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東大大学院社会情報学修士課程修了。修士論文は後に『「AV女優」の社会学』として書籍化。日本経済新聞社記者を経てフリーの文筆業に。書評・映画評から恋愛エッセイまで幅広く執筆
渡邉大輔[ワタナベダイスケ]
批評家・映画史研究者。1982年生まれ。現在、跡見学園女子大学文学部准教授。専攻は日本映画史・映像文化論・メディア論。映画史研究の傍ら、映画からアニメ、純文学、本格ミステリ、情報社会論まで幅広く論じる
後藤護[ゴトウマモル]
1989年生まれ。暗黒批評
しげる[シゲル]
1987年生まれ。フリーライター模型誌編集部に勤務した後、フリーに。現在はプラモデル、トイ、フィギュア、ミリタリーなどを専門にしつつ、その他のジャンルでも原稿を執筆
ちゃんめい[チャンメイ]
1991年生まれ。マンガライター。『アル』『QJWeb』『現代ビジネス』などでマンガを中心に書評・インタビュー・コラムの執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mittsko
隠者