崩壊を加速させよ―「社会」が沈んで「世界」が浮上する 映画批評2011→2020

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崩壊を加速させよ―「社会」が沈んで「世界」が浮上する 映画批評2011→2020

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  • サイズ 46判/ページ数 420p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909852090
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

内容説明

場所から空間へ、人格から没人格へ。コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す、宮台真司の最新評論集。

目次

第1章 “森”のような「微熱の街」はどこにいったのか(『寝ても覚めても』意味論的にも視覚論的にも決定的な難点がある;『愛しのアイリーン』「愛」ではなく「愛のようなもの」こそが「本当の愛」であるという逆説に傷つく体験;『ザ・スクエア 思いやりの聖域』この世に存在しながら存在しない、子供の指し示す幽霊性 ほか)
第2章 震災後の日本が露呈させた空洞(『ヒミズ』『KOTOKO』『RIVER』3本の「震災映画」から映画の可能性を見通す;『サウダーヂ』「自意識に由来する痛さ」ゆえの酩酊へ;『冷たい熱帯魚』『悪魔を見た』想像を絶しているのは“システム”に依存しているからではないか。ポストモダン的観察を踏まえた傑作と、踏まえない駄作。 ほか)
第3章 社会は世界を拒み、クソとなった(『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』社会は本当に生きるに足るかという痛切な問い;『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』キリスト教を前提とした不完全な社会への福音;『メビウス』男根に“対他強制”としての性を見出し、男根争奪戦を嘲笑する ほか)
宮台真司×黒沢清―“閉ざされ”から“開かれ”へと向かう“黒沢流”の反復
宮台真司×ダースレイダー―『TENET テネット』は『メメント』と同じく「存在論転回」の系譜上にある

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年3月3日、宮城県仙台市生まれ。社会学者/映画批評家。東京都立大学教授。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で多くの著者を持ち、独自の映画評論でも注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

42
前回の同シリーズから早4年半、時の経つのは早い。その間、著者は思想的な本を書いていませんでした。本書はいうまでもなく映画批評であり、批評される映画をみることが前提となっているようにみえます。ところが本書には随所に言外・法外・損得外、砕け散った瓦礫の中の一瞬の星座、未規定的な非決定論など、思想的な内容が盛り込まれています。いや、思想的なことを語る動機にこそ映画があるのだと言いたげです。著者のここ数年の政治に対する発言は正直失望することも多く、特に世田谷区に対する住民として優越感が抑えられない発言は、リベラル2021/05/11

踊る猫

21
宮台真司の書くものは興味深く読んできているのだけれど、上から目線の言い方になるのだけれど映画評が一番私の心理として素直に読める。それは、彼が映画を語る中で自分の生きづらさやコンプレックスに素直になって、その弱さを吐露するからだろう(氏はこういう読まれ方を嫌がるだろうな、とも思うが)。「あらすじ」を整理してそこからストーリーやシークエンスの旨味を語る評論ではなく、そういった旧態依然とした映画評論に浸る私たちの安寧の「崩壊を加速させ」る評論として興味深く読む。だが、ファン以外にこの評論は届くだろうか、とも思う2021/05/12

Tenouji

14
オルタナティブな現実が、権威の鼻を圧し折ってた時代はとうに過ぎ去り、合理性が極まった社会では、ベタ vs ベタになってるのか…しかも概念言語内では区別不可能…もう、いいかな言説による議論自体w。2021/05/23

ゆうきなかもと

7
宮台真司の批評する映画、薦める映画は本当にすごい。見てしまうと人生観が変わってしまうほどのすごい映画だ。そして宮台真司の映画批評も、すごい。私なりの本書の感想を言えば、「映画は何でもあり故に、容易に社会(システム)を超える世界を描きうる。故に映画を通して、世界と瞬間的にでも繋がれる。そして以下に映画を媒体として世界に繋がれるのか?それを本書は教えてくれているのだ。」2021/07/02

がんちゃん

5
要はこの社会はクソであり、そこに何の疑問を持たないで身を預けて生きている輩はクズだということなんだな。もしもクズになりたくなかったら、まずはこの社会がクソであることを実感しなければならないけど、このクソ社会にどっぷり浸かっていると、自分が茹でガエルであることさえも気づかなくなる。だからこそ感性を磨かなければならないわけで、そのために映画を観ることが一つの方策になるってことなんだな。とはいえこのコロナ禍もあって俺はこの1年あまり映画館に行ってない。ああ、俺もますますクズになりつつあるってことかぁ。2021/08/09

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