内容説明
本書は元義勇軍だった人々から直接に聞き取りをしたオーラルヒストリーです。昭和20年8月9日は満州開拓民の悲劇の始まりの日です。その悲劇とはどのようなものだったか?宮澤賢治の教え子たちはどのような思いを抱いて満州開拓に参加したのか?賢治と柳原昌悦、菅野正男、満蒙開拓青少年義勇軍の少年達との関係は?
目次
1 満州国の歴史
2 慰霊塔をめぐって
3 マージャテン(馬家店)開拓団物語
4 義勇軍の生活と文学
5 日本一の百姓―菅野正男の生涯と時代
6 奪われた青春―佐々木慶次の半生
7 柳原昌悦と宮澤賢治
8 開拓民の戦後
9 「21世紀日中東北の会」と私
著者等紹介
黒澤勉[クロサワツトム]
ペンネーム、南部駒蔵。1945年、青森県十和田市生まれ。県立三本木高校を経て東北大学文学部国文科卒。岩手県内の高校に22年間勤務した後、岩手医科大学で20年間文学、日本語表現論などを教え、2011年に定年退職。退職後、中国の大連に併せて9か月短期留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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