内容説明
三人の名は、田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎。大正初期に青春を生き、互いを伴友と呼び、詩歌と版画の創作に挑んだ「青年画家」たちの足跡。
目次
序章
第一章 東京美術学校と『月映』の「青年画家」たち
第二章 「創作版画」の成立
第三章 竹久夢二と『月映』の三人
第四章 『月映』前史―回覧雑誌『密室』の「煩悶青年」たち―
第五章 『月映』誕生―私輯『月映』と「まどひ」のなかの試行錯誤―
第六章 公刊『月映』の編集と造本―あやうい共生と編集者恩地孝四郎―
第七章 『月映』の創作版画―西洋美術の受容と展開―
第八章 『月映』の文学
第九章 公刊『月映』第4輯「死によりて挙げらるる生」の哀悼をめぐる表現と三人の絆
終章 公刊『月映』廃刊後
結章
著者等紹介
橋本真佐子[ハシモトマサコ]
1980年神戸生まれ、大阪育ち。2024年、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制課程修了。博士(学術)。専門は、比較文学、近代文学。現在、沼津工業高等専門学校助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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