内容説明
京都のカウンターカルチャーの拠点“ほんやら洞”全焼から4年。ほんやら洞の店主で、美女や京都の市井の人々の撮影にかけては定評のある写真家が、焼け残されたプリントとネガの山から救出した猫写真の数々をまとめた。
著者等紹介
甲斐扶佐義[カイフサヨシ]
1949年大分市生まれ。68年同志社大学政治学科入学即除籍。岩国市の「反戦喫茶ほびっと」作りに参加。72年ほんやら洞を岡林信康、中尾ハジメらとオープン。77年写真集「京都出町」出版。地域の選択縁に基づくイベント「出町ふれあい広場」事務局長。80年より10年余、京都市経済局の商業コンサルタント職に従事。85年バー八文字屋をオープン。97、98年京都大学総合人間学部のマラーノ研究特別研究員としてヨーロッパ各地とインドを歴訪。2009年京都美術文化賞、2014年フランスのジャン・ラリヴィエール賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
145
書店で見つけて思わず手に取りました。火災で焼失した京都ほんやら洞、周辺の野良猫の昭和モノクローム写真集、良い味を出しています。東京都の国分寺に姉妹店 国分寺ほんやら洞が存在しているので、行ってみたいニャァ(=^・^=) https://kokubunjimonogatari.com/history/honyarado.html https://co-trip.jp/article/121093/2019/03/12
榊原 香織
68
猫写真て難しい。取ろうとするとこっちをキッと見るので自然体で撮れない。 これは70年代、フォークの神様岡林なんかが関係した伝説の喫茶店に居ついてた猫たちの写真を中心に。 モノクロ 特に猫撮ろうとしてたわけじゃないそうです。2021/11/30
timeturner
6
猫好きなわけではなく、単に商売になるから猫を利用して生きてきた人の撮った写真だということが伝わってくるのが不思議。明らかに不幸な猫の写真を平気で撮って収載しているからかな。それが悪いと言っているわけではないが、こういう昭和の感性は今では居心地が悪い。2020/02/22
Olga
2
前半は1970年代に撮影されたほんやら洞とその周辺の猫たち、後半は1990年代に撮影された京都の猫たち。すべてモノクロ。1枚1枚に時代の空気を感じる。2019/09/07
のんの
2
京都のほんやら洞と京都の街にいるの猫の白黒の写真集。ピントがあってないものもボチボチあるけど、猫は動くから仕方ないよね。白黒だからこそ、昭和のころだなと思われる写真なんかは、なんというか味がある。可愛くない顔してる猫の写真もあって、それはそれで自然だ。2019/08/04
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