感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
256
優ねこねこ書。ねこが可愛い理由も様々な側面から語られる、12のテーマを12の章で綴る構成。タイトル通りねこを題材にした日本語訳した詩を書いた後、文学的な解釈もあります。それに留まらない、ねこの行動学的な側面や人との関わり合いや歴史を踏まえた解説が幅広く書かれていると思います。すっごく為になりました。色々な本からの引用があって、註や参考文献も充実。邦文献92、翻訳文献14のねこねこ本のリストも充実していて助かります( ¨̮ )。内11冊が既読。『容疑者χの献身』が含まれているのは謎ですけどね💦。2024/11/03
羽
23
英詩を音声読み上げアプリで聴きながら読みました。英語の音の響きや韻などを味わいながら読むことができますよ。毎章末のコラムでは、著者が飼っている愛猫が、愛情たっぷりに描写されます。現代の家猫は、もはや家族同然ですが、15世紀の絵画の中では「神を裏切るもの」として描かれていたり、魔女狩りの時代は猫を連れていることが魔女の証拠であったり、日本では化け猫にならないようにしっぽを切られたりと、歴史上、猫たちは数々の至難をくぐり抜けてきました。猫についての小説や絵画も多く紹介され、猫好きにはうれしい一冊です。2022/06/29
宇宙猫
14
挫折。猫ものだけど合わなかった。2024/11/27
よだみな
2
つぎはフランス詩を…2024/12/06
あーしぇ
2
FBの感想をこちらにも。 猫小説だとアンソロジーも多いですが、猫詩に限るとたしかにあまりないのかもしれませんね。本書は、小林一茶や正岡子規、日野草城、鶴彬、加藤楸邨の猫俳句にも言及がありますが、猫俳句だけのアンソロジーは・・・あ、ありましたね。倉阪鬼一郎さんの『猫俳句パラダイス』は持っていたような・・・。 仔猫の必殺技にサイレント・ミャオ(©︎ポール・ギャリコ)がありますが、わが家では「エアにゃーにゃ」と呼称していたなあ、などと猫が居た頃を懐かしく思い出したりしながら、読了しました。 続2022/06/20