感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
8番らーめんR
5
江戸川乱歩背徳幻想傑作集と銘打たれた好アンソロジー。話さずにはいられない自己の秘められた犯罪、という倒錯感が横溢。「目羅博士-」はエーベルスの「蜘蛛」(小学時に読んだ最も怖かった怪奇小説:自分の意志に逆らってコントロールされてしまい●殺してしまう、その口の中に●●が!)が元ネタで乱歩は結末に捻りを加えている。エッセイでは横溝が登場したり、「悪霊(未完の小説)」の雲隠れ中に一体何をしていたやらが書かれ興味深い。p203「美少年の日本人ボーイ」。話さずにはいられなかったんですね。2022/01/14
栞
1
図書館本。前半は短編で後半はエッセイのようだった。「人間椅子」「芋虫」など既読の圧倒される作品はもちろん良いが、他に「お勢登場」「防空壕」が特に気に入った。2024/12/30
hiro6636
1
芋虫が思っていたよりも陰惨だった。2022/03/10
長岡崇
1
人間椅子の題を当初は椅子になった人間にするつもりだったとか。この作品集で最も背徳感を感じたのは芋虫。2021/12/22
okada-y
0
見慣れない漢字が多すぎて、話の内容を理解するのにややこしかった。2024/05/12