平和の下で―ホロコースト生還者によるアメリカの公民権のための闘い

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平和の下で―ホロコースト生還者によるアメリカの公民権のための闘い

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  • サイズ 46判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909812469
  • NDC分類 936
  • Cコード C0022

内容説明

戦時中迫害されたユダヤ人女性が、公民権運動渦中のアメリカに「自由」の十字架を立てる。ジェイムズ・ボールドウィンらと共に公民権運動に参加し、ワシントン大行進や、危険の多い地域でアフリカ系アメリカ人の有権者登録にボランティアとして携わることで示した非暴力の抵抗。

目次

愛と戦争
はじまり
ブラック牧師様、ありがとう
風が吹くなかで
ワシントン大行進
ボールドウィン兄弟とオデル
一九六四年ミシシッピ行き
自由の道
自由の十字架
私の恋人、ミシシッピ
奮闘そして敗走
家に戻り、再び離れる
ミシシッピへの帰還

著者等紹介

イングラム,マリオン[イングラム,マリオン] [Ingram,Marione]
1935年、ハンブルク生まれ。第二次世界大戦下のドイツで、ユダヤ人の母と非ユダヤ人の父の娘として成長した。ホロコーストだけではなく、何万もの人々が殺戮され、市の大半が破壊された1943年の大空襲も経験し、終戦までの約2年間を隠れ家で過ごした。1952年にニューヨーク市に移住し、ニューヨーク近代美術館で働き、芸術を志す者たちとアトリエをともにした。1960年にワシントンDCに転居した後、結婚し、母、アメリカ市民、公民権運動家となり、学生非暴力調整委員会のスタッフとしてミシシッピでフリーダム・スクールを運営した。ファイバー・アーティストでもあり、その作品はアメリカとヨーロッパで展示された。現在は、7年間暮らしたシチリア島の暮らしについての本を執筆している

北美幸[キタミユキ]
北九州市立大学外国語学部教授。アメリカ史、アメリカ研究。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。ニューヨーク大学、ブランダイス大学、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジにて客員研究員

袴田真理子[ハカマダマリコ]
フリーランス翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部外国文学科英文学英語学専攻卒業

寺田由美[テラダユミ]
北九州市立大学文学部教授。アメリカ史。広島大学大学院文学研究科(西洋史学専攻)博士課程後期単位取得退学

村岡美奈[ムラオカミナ]
関東学院大学国際文化学部専任講師。近代ユダヤ史、アメリカ・ユダヤ史。ブランダイス大学大学院近東ユダヤ学部博士課程修了。博士(近東ユダヤ学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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uniemo

14
現代の人種差別やアメリカの諸問題の本は読んだことがありましたが、公民権運動の歴史については本作が多分初めてで60年ほど前にはこのような残酷な黒人差別が法律的にも残っていたことに驚きました。ホロコーストから逃れ移住したアメリカで自分の民族に対する差別だけではなく戦い続ける著者の生き方に感銘をうけました。2021/02/26

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