内容説明
ヒッピーは、いつあらわれ、どこからやってきたのか…。1960年代のアメリカに湧き上がったアメリカの対抗文化(カウンターカルチャー)とともに、その諸先輩たちの思想、そして、継承されるヒッピー世代を文学作品などを通して再検討する。
目次
遍在するヒッピー
第1部 反逆と文学、反逆の文学(超越主義の伝統と音楽的身体の共振―『オン・ザ・ロード』からソローへ;エマソンとヒッピーの共振点―反権威主義と信仰;“文化”への不満としてのポー―南部、ケルト、アメリカ文学史の形成;「壁に掛けられない絵」から「出版できない真実」へ―ヘミングウェイで測る対抗と主流の距離 ほか)
第2部 抵抗とメディア、抵抗のメディア(ウッドストック世代のロックとその先輩たち;エルヴィス・プレスリーの文化的定位;デッド・エンド、バッド・シーズ―『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』と対抗文化の政治学;ソロー・リバイバルと対抗文化の作法―アメリカ精神文化の想像力 ほか)
継承されるヒッピー文化(ニルヴァーナとバーニングマン―ヒッピー世代の後輩としてのふたりの二一世紀作家の振る舞い)
著者等紹介
中山悟視[ナカヤマサトミ]
アメリカ文学・文化/尚絅学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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