内容説明
ぷうぷうたちがゴミを食べないように吹き飛ばしていると、ゴミは集まり始めて大きなあるものになっていくのです。海のプラスチックゴミを考える絵本第2弾です。
著者等紹介
はらまさかず[ハラマサカズ]
1972年愛知県生まれ。作家、編集者。東京都立大学経済学部卒業。『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』(絵・石川えりこ、ひだまり舎)で第55回日本児童文学者協会新人賞を受賞。全国信用金庫協会の広報誌『楽しいわが家』にて、エッセイ「お父さんの気持ち」を連載中。日本児童文学者協会理事
山本久美子[ヤマモトクミコ]
1965年前橋市生まれ。多摩美術大学卒業。2003、2005年ボローニャ国際絵本原画展入選。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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夢追人009
150
くじらのぷうぷうの絵本の2冊目です。海のゴミがどんどん巨大化して、ぷうぷうと同じぐらいに大きいゴミくじらになってしまいます。ぷうぷうが集めて陸地に押しやると元のゴミに戻ってしまいます。うーん、こうなったら怪獣ゴジラの口から吐く火炎で燃やしてもらったら一瞬で消え去るのですがねというのは勿論アホな冗談ですよ。これからの未来のゴミ問題をどう考えていくのか?答えは簡単ではありませんが、この絵本を読んだ次の世代の子供たちが真剣に考えてより良い未来の為に歯止め策が見つかるといいなと願いますね。#NetGalleyJP2025/02/09
ふじ
13
くじらのぷうぷう2冊目。今回はタイトルからもわかる通り、海洋プラスチックがテーマ。絵は相変わらず可愛らしいのだけれど、物語の展開は若干唐突で、テーマが優先で物語は筋を追ってるだけな感じがしないでもないです。#NetGalleyJP2024/09/14
えつ
9
NetGalleyにて。ぷうぷうの続編。ぷうぷう、いつも友だちと一緒で良かった。こちらまで嬉しくなるね。そして、やっぱり今回も環境問題を提起した作品。今回は海の中のゴミを集めて、ごみくじらになって陸に戻っていくんだけど…あの陸に打ち上げられたゴミはちゃんと片付けてもらえるんだろうか…2024/08/22
遠い日
2
『くじらのぷうぷう』続編。ぷうぷうはもうひとりではないことに、まずはほっと胸をなでおろす。海を漂うゴミを陸に戻してあげようと、仲間といっしょにゴミをまとめにかかります。これはまさに今問題となっている太平洋ゴミベルトのよう。大きなくじらほどになったゴミたち。打ち上げられた大きなゴミの塊は、人間に何かを訴えかけているかのようです。ぷうぷうたち、海の仲間が安全に暮らせるようにするためにも、海洋ゴミの問題は看過できないことです。2024/07/31
ホリー
1
くじらのぷうぷうは、「りくのくらげ」や「りくのふぐ」を食べちゃだめと遠ざけていたけど、りくに戻りたいのかなあと思いはじめて、みんなと奮闘することに。 りくにたどり着いたごみからひとつ、ボールのように見えるごみを拾ったこどもはなにか感じるものがあるような表情でした。裏表紙では犬にそれを投げていますが、ごみのボールなのか、別の新しいボールなのか。 最後に描かれたごみくじらの体の一部は、ごみそのものですが、ごみくじらがぷうぷうに抱きしめられたことを思い出しています。それはぷうぷうの願いなのかもしれません。2025/01/17
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- 和書
- 鬼はもとより 徳間文庫