内容説明
初めての夜の散歩、小さなネコは大きな友だちに出会いました。
著者等紹介
アサイレイコ[アサイレイコ]
東京生まれ、埼玉育ち。子供、ユーモア、イラストと物語をこよなく愛し、イラストレーター/グラフィックデザイナーとして制作を続ける傍ら、公共図書館などで絵本の読み聞かせボランティアとしても活動している。2011年に、本作に登場するマシマロに出会う。個性的でたくましくもチャーミングな、愛すべきこの白ねこの姿に感銘を受け、その愛らしさを世に広めるべくこの作品を制作した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
147
子どもの頃に夜空を見上げて、歩いては振り返って、お月さまはどこまでもついてきてくれるんだ、そんな気持ちを抱いたことを思い出した。じいっと見つめると、吸い込まれるような神秘的な光に、自分はどの星にいるのか、向こうの星からもこちらを見つめている人がいるのだろうかと、不思議な気持ちになったことも思い出した。この絵本のテーマはシンプルだけど、ほのぼのとする。マシマロは生まれて初めて夜の散歩に出かけてみた。森の中ではお月さまの姿が見えなくなるまでの愉しみがあることを知った。世界の静けさはお月さまとともにやってくる。2025/01/09
ふじ
15
月がとても印象的な絵本。夜の散歩がテーマに見せかけて、本テーマはおつきさまと子猫の散歩だと思う。必死に追いかけたり、探したり、水たまりの中の姿もお月様だと思ったり。ちっちゃい子あるあるな反応に幼児が感情移入しやすく、日常に取り入れやすそうな絵本。#NetGalleyJP2024/12/28
Cinejazz
14
白い仔猫<マシマロ>の初めての夜のお散歩です。〝「なにか、面白いこと 探しにいってみよう」・・・空には、静かに光る、まあるい顔がありました。「あ こんばんは。お日さまも、夜のお散歩?」マシマロがそう言うと、木の上で遊んでいた蜘蛛が、小さな声で教えてくれました「おや、知らないの?あれは、月さまだよ❢」・・・お月様と一緒にお散歩をしていると、突然の大雨が降ってきたので、森の中へ行ってみると、たくさんのネコが集会を開いるのでした・・・〟眠りにつく前のひととき、マシマロとの冒険を楽しむとしましょうか・・・。2025/01/13
たくさん
2
マシマロの探検がはじまる。ちょっとした散歩のつもりで始まった夜。お月さんと共に、お月さんを思うままに夜が流れていく。自分は初めてでも夜更かしが当たり前の猫たち。街の風景から森の自然の中へと移っていく景色と時間。ああ。夜が明けたのをはじめてみたとき朝がやってきて不思議な感じがしたな。そういうことをぺったりとした優しい色調のはっきりした穏やかな世界で感じ取れるおしゃれな本ですね。#NetGalleyJP2025/01/16
こぶた
2
白猫の子どものマシマロがとっても可愛い。白いからどのページでもすぐに見つけられて、ああー可愛いなーってなる。お話は夜に散歩に出かけて朝に帰って来て昼間は寝てるというストレートなものだけど、自分が猫を飼っていて外猫だったらうちの子もマシマロみたいに冒険してるのかな?とかいろいろ想像しちゃうかも。2024/11/30