内容説明
なんでだろう。パパとママはいつだってボクのことがしんぱい。ボクはもうちいさいこじゃないのに!でも、あるひ、ボクはきがついた。パパもおばあちゃんにしんぱいされてる?小さい男の子の視点からユニークな「気づき」を描く神山ますみの絵本。あれこれと世話をやかれて口うるさく心配されるのは、家族の証拠。愛情のあかし。銅版画に手彩色を加えた、美しくも心温まる佳作です。
著者等紹介
神山ますみ[カミヤママスミ]
イラストレーター・絵本作家・銅版画家。銅版画家としては水彩画のような、柔らかいタッチの銅版画でパリの街を描き、個展を開催している。1992年第10回玄光社イラストレーションザ・チョイス年度賞受賞。96~99年、04~06年渡仏。2005年フランスViofly市サロン文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
確かに、年齢相応の扱いをしてほしいと思う気持ちも分かる。だが、親にとって子供はいくつになろうが、いつでも子供が心配。それは愛情のあかし。子供は宝だから。2022/01/10
退院した雨巫女。
16
《本屋》親は、子供のことが、心配だから、つい過保護に、なってしまう。2021/10/31
たーちゃん
12
息子は「お母さんも◯◯くんのこと心配だもんね」と言っていました。2025/01/13
遠い日
10
神山ますみさんのちょっとレトロなイメージのイラストが好きです。パパとママの先回りしたお世話にうんざりしている男の子。ちゃんとできることも、わかっていることも、親に手出しされれば嫌になっちゃう。もっと年相応の扱いをしてほしいボク。でも、おばあちゃんにそういったことのわけを聞いて、少々考えを改めたボク。そう、それは愛情の表し方のひとつなんだってこと。自我の芽生えと、親を理解するくらいの成長とを合わせて描いたお話。2021/11/14
プンヴァ
8
そうなのよ、心配してしまうものなのよ。2022/02/14