感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
78
ニューヨーク公共図書館の入り口にいる2頭のライオンは、向かって左側がpatience、右側にfortitudeと名前が付いています。彼らは夜になると図書館の絵本の部屋に忍び込むのがお約束。でもいつもの絵本がない、部屋もすっかり変わっている。驚いて公共図書館を渡り歩きます。夜明けになる前にいつもの定位置に帰らなきゃ。あっ!目の前に新しい図書館がある。そこに引越ししたんですね。https://www.osanpotsushin.com/stavros-niarchos-foundation-library/2021/09/04
ぶんこ
45
ニューヨークの公共図書館の入り口に建つ2頭のライオン、フォーティテュードとペイシェンス。いつも児童室の絵本を読むのを楽しみにしていました。さぁ、今夜も。あら、本が無い!2頭はニューヨーク中を探しまわります。公園を探す絵や、街中の絵も素敵で、ニューヨークらしさが出ていました。やっと出会えたお人からヒントを貰ったライオンたち。目の前にあったなんて、うふふ。2023/12/03
わむう
39
ライオン像のフォーティテュードとペイシェンスが夜中に絵本を読むために図書館に入ると、絵本がなくなっています。2頭は絵本を探しにニューヨークの街へ。タイムズスクエアやセントラルパーク動物園を通り抜け、アリス像とアンデルセン像に本の行方を尋ねます。分館にも行きますが本はありません。朝方になり建物に貼ってあるポスターを見ると「本日、児童館オープン」と書いてあり子どものために絵本を移動させたことを知り安心します。「いったことのないところへいってみたこともないものをみるのはとってもたのしいことですからね」2021/11/19
ヒラP@ehon.gohon
39
あるはずの絵本がそっくり書架から消えていたら、誰だって驚きます。 消えた絵本を探して、ニューヨーク公共図書館の象徴である、2頭のライオンが街を歩き回ります。 ちょっとした街角ガイドのような絵本です。 図書があった場所は…。 ユーモアたっぷり絵本でした。2021/10/01
がらくたどん
33
前作で読書の愉しみに目覚めた(笑)NYPLの守護獣2頭。閉館後今日もウキウキと児童室へ向かうが、何と何と絵本の棚が空っぽではないか!?消えた絵本を求めて2頭の夜のニューヨーク探検が始まる。日本の子どもたちの住んでいるそれぞれの街でこんな図書館巡りのお話が作れたらどんなにか楽しいだろうと思った。せめて自転車で巡れる範囲に小規模で良いから複数の図書室を・・というのは個人文庫の減少と共にすっかり夢になってしまったな~とチョッピリ淋しい気持ちにも。震災を機に目線より上の装飾を撤去したが、天井装飾って素敵と思う。2021/10/10