感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
251
ジョシュ・ファンク文、スティーヴィ・ルイス絵のコンビによるニューヨーク公共図書館シリーズの1冊。今回は2頭のライオン(ペイシェンスとフォーティテュード)による夜のマンハッタン探検。絵では2頭ともけっこう高齢に見えるが、100歳を優に越えているのだからむしろこれがリアルな姿か。2頭が巡るのはタイムズスクウェア、セントラルパーク、たくさんある図書館の分館(88もあるそうだ)、ハーレム、アッパーイーストサイドからローワー・マンハッタンからさらにはハイライン公園を経るというもの。2024/09/15
アキ
78
ニューヨーク公共図書館の入り口にいる2頭のライオンは、向かって左側がpatience、右側にfortitudeと名前が付いています。彼らは夜になると図書館の絵本の部屋に忍び込むのがお約束。でもいつもの絵本がない、部屋もすっかり変わっている。驚いて公共図書館を渡り歩きます。夜明けになる前にいつもの定位置に帰らなきゃ。あっ!目の前に新しい図書館がある。そこに引越ししたんですね。https://www.osanpotsushin.com/stavros-niarchos-foundation-library/2021/09/04
ぶんこ
46
ニューヨークの公共図書館の入り口に建つ2頭のライオン、フォーティテュードとペイシェンス。いつも児童室の絵本を読むのを楽しみにしていました。さぁ、今夜も。あら、本が無い!2頭はニューヨーク中を探しまわります。公園を探す絵や、街中の絵も素敵で、ニューヨークらしさが出ていました。やっと出会えたお人からヒントを貰ったライオンたち。目の前にあったなんて、うふふ。2023/12/03
ヒラP@ehon.gohon
40
あるはずの絵本がそっくり書架から消えていたら、誰だって驚きます。 消えた絵本を探して、ニューヨーク公共図書館の象徴である、2頭のライオンが街を歩き回ります。 ちょっとした街角ガイドのような絵本です。 図書があった場所は…。 ユーモアたっぷり絵本でした。2021/10/01
わむう
39
ライオン像のフォーティテュードとペイシェンスが夜中に絵本を読むために図書館に入ると、絵本がなくなっています。2頭は絵本を探しにニューヨークの街へ。タイムズスクエアやセントラルパーク動物園を通り抜け、アリス像とアンデルセン像に本の行方を尋ねます。分館にも行きますが本はありません。朝方になり建物に貼ってあるポスターを見ると「本日、児童館オープン」と書いてあり子どものために絵本を移動させたことを知り安心します。「いったことのないところへいってみたこともないものをみるのはとってもたのしいことですからね」2021/11/19