感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papapapapal
31
蝶々になれる日を待っていたビンキー。期待に胸を膨らませ、ようやくサナギから外の世界へ…けれどビンキーの体は、思い描いていた姿とも仲間たちの姿とも随分違い、羽は穴だらけで自由に飛ぶことも出来ません。葉っぱの影に隠れて小さくなっていたビンキーを救ったのは、みんな! 当たり前のようにみんなが少しずつ「しごと」をし、ついにビンキーは大空へ…! みんながした素晴らしい「しごと」。これは、誰しもが持つ「役割と責任」を果たすという意味あいなのだそうです。2020/09/29
anne@灯れ松明の火
25
遠い方の新着棚で。表紙の絵に惹かれて。ビンキーは、まゆを割って、念願の外の世界に出た。ところが、ビンキーの羽はなぜか穴だらけ。これでは飛べない。悲しむビンキーに救いの手を差し伸べる仲間が現れ……。最後に、この本は「表皮水泡症」という病気に苦しむ娘・ソハナさんのためにつくられた絵本だと語られて、驚いた。どうか、ソハナさんがよくなりますように。そして、この本を読んだ子どもたちが思いやり、優しさを育みますように。絵は、カラリーナ・ラベイさん。カラフルで、かわいらしい絵で、素敵。2020/07/24
たーちゃん
24
蝶になったビンキー。ところが羽がボロボロで飛べません。周りの蝶や虫たちに助けてもらいます。息子は助けてもらう虫の中に蜘蛛が居て「食べられちゃわないかなぁ」と心配していました。そして最後のビンキーが綺麗な羽になると、「あっ!これ!」と言い立ち上がって本棚へ行きました。そして『はらぺこあおむし』の絵本を持ってきて、最後のページのはらぺこあおむしが蝶になる所を開き、ビンキーと蝶の羽の色が似ているねと言っていました。2021/08/24
すみれちゃん
1
9歳ひとり読み2022/04/14
さら
0
生まれながらに傷のある羽のビンキー。飛ぶことはできそうにありません。それでも・・・ 難病の娘さんの頑張りから生まれた絵本。 お薬を治療法を・・・祈ります。2023/02/27