目次
シナリオ 青春の殺人者
長谷川和彦・論
長谷川和彦プロフィール
青春の蹉跌
宵待草
性盗ねずみ小僧
濡れた荒野を走れ
夢二
太陽を盗んだ男
シナリオ 太陽を盗んだ男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
28
ユーロスペースで開催された『長谷川和彦 革命的映画術』を記念して出版された本書。識者による長谷川和彦論、および作品論が寄稿されているが、本書最大の魅力は『青春の殺人者』と『太陽を盗んだ男』のシナリオが収録されていることだ。しかし『青春の〜』は田村猛単独の、『太陽を〜』はレナード・シュレイダーとの共作であるので、長谷川和彦の才能にダイレクトに触れるには、やはり映画を観るしかない。とはいえ、それはさほど労力を必要としないはずだ。なぜなら長谷川和彦が監督した映画は、この2本しか存在しないのだから。(つづく)2022/12/14
Mitsuhito Shiraha
1
今や自作とその時代の語り部となってしまっている長谷川さん。何度聴いても無類に面白いのだが、本書にはそれは無い。ディレカンについても触れられていない。もうそれはいいから、次へという無言のメッセージに思える。2022/08/19