内容説明
苦しみや悲しみを越えた先にある光と希望。挫折を抱えた大学生や偏見と対峙した高校生、強制収容所の「我慢」を生き抜いた日系アメリカ人―さまざまな「生」と出会ってきた教師・牧師である著者が、聖書を通して悲しみや苦しみの意味を探る。
目次
第1章 夜を駆け抜ける(顔を上げて;人生の「ホクレア」を探して;夜の向こうにある光を)
第2章 傷を抱えて生きる(「弱さ」の価値;委ねて生きる;それでも自分という種を蒔く)
第3章 自分の火を灯す(眼差しのちから;「ほんとうの自分」に変わるとき;進むほどに増す光)
第4章 他者への目覚め(共に旅をいく;悲しむ人と共に泣く;未来をつかむ)
第5章 待ち望む(暗闇に届いた言葉;絶望に宿される望み;見えないものを待ち望む)
著者等紹介
佐原光児[サハラコウジ]
1978年生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了後、日本キリスト教団霊南坂教会(東京都)、アメリカ合同教会シカモア組合教会(Sycamore Congregational Church、アメリカカリフォルニア州)において牧師として働く。在米中に太平洋神学校(Pacific School of Religion)にて宣教学博士(Doctor of Ministry)取得。その後、明治学院高等学校聖書科教諭を経て、桜美林大学准教授及び大学チャプレン、桜美林幼稚園園長(2005年4月~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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