出版社内容情報
芦辺拓[アシベタク]
著・文・その他
えのころ工房[エノコロコウボウ]
イラスト
玉川重機[タマガワシゲキ]
イラスト
藤田香[フジタカオル]
イラスト
楢喜八[ナラキハチ]
イラスト
藤井智弘[フジイトモヒロ]
写真
内容説明
小説も戯曲もパロディも!名探偵森江春策の蔵出し傑作選!
著者等紹介
芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。1986年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。1990年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
36
新刊棚で目があって借りてきたものの。。。後が支えているらしいので、途中で返却。また、ご縁があれば。2022/10/22
だるま
18
芦辺作品の中で最も登場回数の多い探偵が森江春策。本書はその事件簿であるが、森江が出ているだけが共通で内容はバラバラ。犯人当て、密室物、倒叙物、ショートショート、架空対談、果ては舞台劇の脚本まで。この趣向を面白がるか、ただの寄せ集めと思うかで評価は変わるだろう。私は気に入った短編が幾つかあって満足した。特に、トラベルミステリなのに鉄人28号を登場させ、尚且つ読者への挑戦も入る『寝台特急あさかぜ鉄人事件』が傑作。既読だったけど『読者よ欺かれておくれ』の騙し方も巧い。不満は表紙の森江の似顔絵。イメージ違うよ~。2022/11/18
ふう
14
「日本一地味な探偵の華麗な事件簿」と副題がついてるがそこまで地味じゃなくない? むしろ私のとっては「地味めな探偵の日本一読みにくい事件簿」な本作。というか芦辺拓の何が読みづらくさせてるのか誰か教えてほしい。ほんとなぜかわからないけどとにかく毎回読むのに時間かかってもう大変。バラエティ溢れる短編が並ぶので読みにくさにも拍車がかかりwほんとにもう(知ったことか)。一番面白かったのは舞台の脚本。台本見ないから観客はいいけど、あの人のあの説明はちとアンフェア?なのでは。2022/12/01
Urmnaf
11
「日本一地味な探偵」の未収録作品集。ということもあって、倒叙あり、パロディあり、コラボありのなんでもあり。H.Mや神津恭介・星影龍三との対談は興味深く。知る人ぞ知るポール・アルテ作品を熱心に出してくれる出版社であるからか、アラン・ツイスト博士との競演作もあり。鉄人28号世界での金田正太郎との共闘にはワクワク(直接は父親の森江春太郎)。まぁ、あの世界では鉄人以外にもギルバードやらモンスターやら、ビューンと飛んでくロボットがいるからねぇ、とは思いましたが。2022/10/15
ヨッコ
10
森絵春策は芦辺さんが生み出した探偵のひとり。本業は弁護士で日本一地味な探偵。長編も何冊か読んだことがあったが、これは異色作13編。倒叙もの、テレビ・舞台の脚本、半人当て、架空対談、鉄人28号まで登場して、バラエティーにとんでいて楽しかった。遊び心あふれる作品だった。巻末の年表も嬉しい。2022/10/27