欧文書体のつくり方―美しいカーブと心地よい字並びのために

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784909718044
  • NDC分類 727.8
  • Cコード C3070

内容説明

欧文書体デザインの第一人者、小林章氏が、欧文書体をデザインする際に覚えておきたいポイントについて解説した本。大文字、小文字、数字のほか、サンセリフ体やスクリプト体など異なるスタイル、美しく読みやすい書体にするための錯視の補正やカーブの調整について、欧文フォントやロゴタイプをつくるときに必要な知識が詰まった決定版です。美しい文字をつくるときに必要な考え方を大きな図版とわかりやすい文章で説明しています。プロの書体デザイナーのテクニックが学べる本書は、「自分でフォントやロタイプをつくりたい」「欧文書体について学びたい」と思っている方々に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

目次

1 欧文書体のつくり方(大文字;小文字;イタリック;数字;記号類;スペーシング)
2 欧文書体のスタイル(サンセリフ体;セリフ体;スクリプト体)
3 書体デザインの裏ワザ(視覚調整の裏ワザ;カーブとイタリックの裏ワザ;コンデンス体に役立つ裏ワザ)
4 欧文ロゴのポイント(苦手な欧文ロゴを克服しよう;字形のアレンジ;大文字小文字;大文字のスペーシング;ロゴを2行に分ける?;行の揃え方)
5 書体デザインの実例(Akko:均質なリズム感をデザインする;Clifford:長文での読み心地をデザインする;DIN Next:上質な工業製品の手触りをデザインする)

著者等紹介

小林章[コバヤシアキラ]
ドイツ・モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で欧文書体開発を手がけたほか、日本語書体「たづがね角ゴシック」のディレクションを担当した。欧米、アジアを中心に講演やワークショップを行い、世界的なコンテストの審査員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

7
『Typography』誌(14号は出ないのか?)に連載されていた、欧文書体のデザイン手法に関する記事をもとに加筆してまとめたもの。一見幾何学的に見える文字も実は人間の目の錯覚をふまえて微妙に視覚調整がなされていることがわかります。一つ一つ、なぜそうするのかについての理由を論理的に解説してくれるので分かりやすいです(だからできるとは言っていない)。しかしイタリックというのは実に難しく、読んでいてすら途中でこんがらがってきます。結局は手で学ぶしかないですね。2020/05/07

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