内容説明
悩みや苦しみ、執着などを消す合理的な教え…瞑想や座禅、マインドフルネスの先を行く、釈迦の真の悟りとは?法に目覚める30の要点!!
目次
第1の扉 ブッダ誕生前の時代背景を知る
第2の扉 ブッダの説く最も優れた道を知る
第3の扉 持戒して、ブッダの弟子となる
第4の扉 精神統一したブッダの禅定を知る
第5の扉 ブッダの悟りの智慧を理解する
第6の扉 ブッダのように、悟りを深化させる
第7の扉 ブッダの説く善行を実践する
第8の扉 迷信へのブッダの見解を理解する
第9の扉 ブッダの教えを発展させる
第10の扉 ブッダのように、法に目覚める
著者等紹介
北川達也[キタガワタツヤ]
1971年10月、東京生まれ。國學院大學神道文化学部卒業。全国約八万の神社を包括する神社本庁から、神職としての学識が認められ、神職養成機関で取得できる最高階位である「明階」を授与される。神職養成の実習は、三重の伊勢神宮や島根の出雲大社、東京の明治神宮などで修める。仏教では、『梵漢和対照・現代語訳法華経』などの著者で、サンスクリット語やパーリ語、漢語などに精通している仏教思想研究家の植木雅俊氏に師事する。また、公益財団法人中村元東方研究所・東方学院の研究会員となり、原始仏教を学ぶ。2005年9月より現在に至るまで、ソフトウェア開発の会社経営を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
35
ブッダの教えを30の要点でまとめた、仏教の入門書的一冊(著者は「祈り方が9割」の北川達也さん)。今ここに集中するといった思考やマインドフルネス的な考えなど、現代に通ずる内容も多く非常に勉強になる(適度に著者の持論もあり面白い)。仏教系の本は難しいというイメージがあるが、この本は初心者でもわかりやすく解説されていると思う(ただ出てくる用語・漢字は難しいものが多い)。2021/03/02
出世八五郎
19
P210に「…清浄になると、六大神通力が得られる。」とある。【肉体を消し空を飛び、神の声を聞き、前世の名前・経験・寿命を思い出し、生まれ変わる場所を知る。それらの能力を得ることが出来るようになる。】。この時点でカルトと思うかも知れない。しかし、【ブッダの実践心理学 アビダンマ講義シリーズ】の某巻のあとがきには【釈迦は火と水を自分の身体の中から出すことが出来た。】と書かれていた。ヴィパッサナーのリトリート夜の講話では【釈迦は輪廻転生、生まれ変わりについて有ると語っていた。】と思う。小乗では有るのだ。2025/01/13
はる坊
12
一回読んで、全然理解ができなかった。 元々の基礎知識が不足していることが原因か。 ただブッダの考えに触れ、少し生きることに対して気楽になれた。 2021/06/20
たかこ
9
ブッダの教えを簡単な言葉で。大事なのは、ブッダの悟りを文献などで探求することよりも、本に具体化した法をいろいろな角度から満遍なく「知って、理解して、実践すること」のほうが大切である。善行(ぜんぎょう)とは「人を大切にする行い」のこと。「身体によって、善行をおこないなさい。例えば、いつも笑顔でいること、心のこもったお辞儀をすること。」。「時」という法に目覚めること。「今日という日は、二度と帰ってこないのです。人の一生も、二度とない貴重なものなのです。」祈りは、「自己と向き合う場所」。毎日祈っている。2021/02/16
monakamonnie
6
随分まえに図書館に予約していたのがようやく届いた。 たまたま知人から、「弥勒さまによるお祓い」とやらを強要されかけ、ウンザリしてるところに届く。なぜブッダの死後生まれた思想・信仰を優先できるのか、自分には分からない。Amazonレビューにも日本仏教に合わないと苦言する人がいたが、それこそ日本仏教がそもそも道を外したからではないか。前置きが長くなったけど、仏教には哲学として興味があるわたしとしては、ときたま本流に戻るためにこうした本を読みたくなる。知人への反論(しないけど理念的に)材料が整ってスッキリした。2021/09/27