ウィーアーリトルゾンビーズ

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  • サイズ 46判/ページ数 325p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909689467
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

両親が死んで悲しいはずなのになぜか泣けなかった、13歳のヒカリ、石、竹村、そして郁子。一緒にそれぞれの家を巡ったのちに流れ着いたゴミ集積場で、彼らの運命は大きく動きだすことに。周りの大人たちや世間が大騒ぎするなか、4人は感情を、心を取り戻すことができるのか―。海外映画祭3冠獲得。世界が大注目の作品を監督自ら小説化!

著者等紹介

長久允[ナガヒサマコト]
1984年、東京生まれ。大手広告代理店にてCMプランナーとして働く傍ら、映画、MVなどを監督。2017年、脚本・監督を務めた短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』が第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門にて日本人史上初めてグランプリを受賞。初の長編映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』はサンダンス映画祭審査員特別賞、ベルリン国際映画祭スペシャルメンションを受賞。『ウィーアーリトルゾンビーズ』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダミアン4号

46
『We are Little Zombes!』声に出して叫びたくなった。不慮の出来事で(交通事故、火事、自殺、殺人)二親をいっぺんに亡くした13歳の少年少女…親が死んだばかりなのに彼らは一人として涙をこぼさない…悲しくないわけじゃないけど…不安がないわけじゃないけれど…泣くってなんか違う気がする…まるで感情を持たないゾンビみたい?…彼らが偶然、火葬場で出会う…周囲は“心配してる風”の大人ばっか…ね?どうする?う~ん…つまんね…そうね…んじゃ逃げようか!いいね逃げ出そう!3人の少年と1人の少女の冒険が始まる2019/10/03

jolly

2
これはよかった。プロットもいいし、キャラもいいし、スピーディーなのもいい。とにかく映画を観なければいけないと思った。2019/09/09

本の虫

1
芥川賞とかとってもおかしくないと思うんだけどな。映画も傑作だったけれど、小説も傑作。いろいろ凝ってて、紙の書籍ならでは。ポケゲ装丁もいい。こんな完璧な本、なかなかない。2019/08/22

ゆうちゃんママ

1
ちょっと長いけど、映画、面白かった。2019/07/04

hr

1
引き寄せられるように出会った彼ら。周りに翻弄されず(その感情が吹っ飛んでいる)、自分たちの世界、価値観ではちゃめちゃに生きている姿は、子供だからできるような気がした。ハードコアなスタンドバイミー感。彼らを取り巻く環境はフィクションじゃないかもしれない。現代社会の問題も練りこんだ作品。バンドのバックにいる大人達の思考、この作者だからこそ、うまい具合に書けたんだろうなぁ。想像できすぎて。さて、映像で観るのが楽しみだ。 そうそう、装丁がタイプすぎた。2019/06/16

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