内容説明
延宝三年。中世以前にはない量とスピードという江戸時代の商品流通に伴った新しい価値観のなか生まれた『誹諧独吟一日千句』。その時代と発想の世界を縦横無尽に解読する。
目次
研究編(文化的背景;西鶴の俳書出版;『誹諧独吟一日千句』の創意;『誹諧独吟一日千句』の「無心所着」;『誹諧独吟一日千句』の付合;『誹諧独吟一日千句』の小説的俳諧―『冬の日』からの照射)
註解編(西鶴『誹諧独吟一日千句』序註解;西鶴『誹諧独吟一日千句』第一註解;西鶴『誹諧独吟一日千句』第二註解;西鶴『誹諧独吟一日千句』第三註解;西鶴『誹諧独吟一日千句』第四註解;西鶴『誹諧独吟一日千句』第五註解)
著者等紹介
中嶋〓[ナカジマタカシ]
1952年、長野県生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。西鶴などの江戸時代文学を専門とする。小説に『廓の与右衛門 控え帳』(2007年、第8回小学館文庫小説賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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