内容説明
文字遊戯に心酔し、作品を創り、知的コミュニティを結成し,燈謎というものの価値を世間に大いに喧伝しようとした人々の思いとは。漢字文化の根底に潜んでいるエネルギーを描き出す。
目次
序章 謎解きに集う人々
第1章 演じられた謎かけ
第2章 カテゴライズされる謎
第3章 章回小説に織り込まれた燈謎
第4章 謎作りに興じた人々
第5章 文化的郷愁とともに
第6章 引き継がれた燈火
終章 境界線上の“戯れ”
附章 平城宮跡出土組み合わせ文字の水脈をたどる
著者等紹介
呉修〓[ゴシュウテツ]
1983年、中国浙江省生まれ。華東師範大学日本語学科卒業。復旦大学中文系文芸学専攻修士課程在学中、國學院大學文学研究科伝承文学コースに一年交換留学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。帝京科学大学非常勤講師を経て、現在は独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所アソシエイトフェロー。研究分野は漢字文化史、地域文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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