怪異をつくる―日本近世怪異文化史

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怪異をつくる―日本近世怪異文化史

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  • サイズ A5判/ページ数 398p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909658227
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0020

内容説明

怪異はつくられた?「つくる」をキーワードに、日本近世を生きた人びとと怪異のかかわりを歴史学から解き明かす。これからの怪異学入門!!

目次

怪異を「つくる」
林羅山―近世の怪異をつくった第一人者
政治―政から見る怪異
本草学―モノとしての怪異
語彙(辞書に見る怪異;言葉の用法と新しい解釈)
民衆の怪異認識―あやしいと認識すること
化物絵―描かれる怪異
ウブメ―歴史的産物としての怪異
河童―人が怪異を記録するいとなみ
古賀〓庵―江戸後期の“怪異”をつくった儒者
怪異を「つくる」ことから見えること

著者等紹介

木場貴俊[キバタカトシ]
1979年岡山県倉敷市に生まれる。2007年関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程日本史学専攻単位取得退学。2012年博士(歴史学 関西学院大学)。現在、国際日本文化研究センタープロジェクト研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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夜間飛行

138
林羅山は怪異を利用して政治的意図を語ったが、同時にその権威が怪異を広めた。幕府は切支丹弾圧や社寺統制と並んで怪異を語る「人」を取り締まりつつ、怪異そのものは朝廷に委ねる方針を採った。怪異の扱いは学問や政治の大きな課題だったらしい。一方、庶民の側では怪異を心の問題と見る文化人のネットワークができ、怪異は虚構/娯楽となる。源琦や石燕の化物絵は怖さもユーモアもあり肩肘張らずに楽しめる。思うに当時の創作物は非合理の扱い方にそれぞれの個性があるようだ。ウブメの絵の変遷や、西鶴や秋成における怪異の洗練がそれを物語る。2020/07/23

読書遍歴備忘録

4
言われてみれば筋道が通っている古代国家での怪異の扱いや、怪異が何故民間に広まったか、何故そもそも生まれるのか、どのように怪異が決められていくのか、等々色々な要素が詳細に語られており興味深い内容でした。2024/01/22

mutu-bird

2
おもしろいなぁ。国家が所管・対応すべき怪異、民衆にとっての怪異。江戸文化の中の怪談文化も気になるし、朱子学・国学の中の怪異の取り扱いも面白。どこから手をつけようか迷うがやはり大陸側を外すわけにはいかないか。作者の影の中に京極夏彦の姿がちらついて面白い。2023/09/15

大臣ぐサン

2
歴史学の観点から見た妖怪学。妖怪語彙を辞書の比較から見た論考は新しい。妖怪学も成長を遂げている。2020/08/02

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