内容説明
魚住陽子遺稿掌編小説集。俳句に閉じていく日々の物語。作家は自身と向き合うなかで、俳句と小説のあわいに立ち上る詩情を紡いだ。
目次
1(料理;蔦;指輪;美しい骨;言葉 ほか)
2(甘い話;波涛;虹;命;車窓 ほか)
著者等紹介
魚住陽子[ウオズミヨウコ]
1951年、埼玉県生まれ。埼玉県立小川高校卒業後、書店や出版社勤務を経て作家に。1989年「静かな家」で第101回芥川賞候補。1990年「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞受賞。1991年「別々の皿」で第105回芥川賞候補。1992年「公園」で第5回三島賞候補、「流れる家」で第108回芥川賞候補。2000年頃から俳句を作り、『俳壇』(本阿弥書店)などに作品を発表。2004年腎臓移植後、2006年に個人誌『花眼』を発行。2021年8月に腎不全のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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