内容説明
足もとの雑草からのメッセージ聞こえてきませんか?
目次
1 雑草ののんびり(置かれた場所で芽を出さない;ゆっくりマイペース ほか)
2 雑草の生きかた(踏まれたら立ち上がらない;上に伸びなくたっていい ほか)
3 雑草のつながり(みんなと仲良くなんてできない;ひとりぼっちだって生きられる;誰かを頼ったっていい)
4 雑草の大切(みんなと違ってもいい;あなたにはあなたの花が咲く;「らしく」なくたっていい;「雑」というすてきな世界;自分の場所で花を咲かせる)
著者等紹介
稲垣真衣[イナガキマイ]
雑草の生きかた研究家。和歌山県生まれ。静岡大学農学部卒業。卒業後に就職した職場で適応障害を患い、生きづらさを感じていたとき、雑草の戦略的な生きかたに関心を持ち、その魅力に取りつかれる。雑草の生きかたを伝えるため、YouTubeチャンネル「雑草のんびりライフ」を運営するほか、ラジオ出演や講演活動などを行う
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
静岡県生まれ。静岡大学大学院教授。農学博士。専門は雑草生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くくの
11
雑草の生態から頑張らない生き方を肯定する。どこにでも生えて屈強に思える雑草も、実は自分に合った環境で育ってるだけで、合わない環境では休眠している。だから、環境が悪い時はしっかり休むべきで、環境が巡って良くなったら頑張ろう。『置かれた場所で咲きなさい』のカウンターみたいだけど、こんな風に全方位肯定をされると逆に怖くなる。得意な場所なんてないし、休眠したらそのまま眠り続けてしまいそうだし。好きなものや得意なものがあれば、いつか私の番が回ってくると信じて安心して眠っていられるのだろうな。2025/06/18
たっきー
9
しんどいときには休んだら良いし、無理には頑張らなくて良いという姿勢。本当にしんどいときにはそれで良いけれど、それだけではその先につながらないな、という印象。2024/03/10
しん
1
今の世の中、何かに生き急いでガムシャラである日突然電池が切れてしまって動けなくなる。それが幸せじゃなくて雑草を例にもっと柔軟にでも自由に自分の芯を大切にって教えてくれます。サクッと読めるけど良い本です。2023/08/07