目次
はじめに―スウィング・ミュージックはどのように興ったのか
ビッグバンド・ジャズの始まり
白人によるジャズの可能性
スウィング時代に顕著になったユダヤ系アメリカ人の影響
スウィング前史
ジャズにとっての1930年代とは
黒人バンド、フレッチャー・ヘンダーソンのアレンジを手中にするグッドマン
「スウィング」がジャズ史上に残したもの
作編曲、バンド・マネージメントの腕を磨くグレン・ミラー
スウィング人気の頂点へ駆け上るベニー・グッドマン
カーネギー・ホールへの道
グレン・ミラー楽団の船出
カーネギー後のベニー・グッドマン
グレン・ミラーの従軍
スウィング時代に起きたアフリカン・アメリカンの意識の変革
ベニー・グッドマン、グレン・ミラーの伝記映画の虚構と真実
スウィング・ミュージックとジャズの普遍化
著者等紹介
小針俊郎[コバリトシオ]
ジャズ評論家、プロデューサー。1948年横浜市生まれ。1970年開局の年に株式会社エフエム東京入社。主として番組編成・番組制作セクションに勤務。2007年退社。ジャズのイベント制作、CD制作、ラジオ番組制作、新聞、雑誌等へのジャズ関連の記事の執筆を行う会社を設立。一般社団法人横浜ジャズ協会副理事長、横濱ジャズ・プロムナード実行委員会プログラム部会長、一般社団法人日本ジャズ音楽協会副理事長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
marsh
0
「ビッグバンドが華々しく活躍したあの時代がなければ、その後のジャズの姿は現在の我々が知るものとは別の姿になっていたと考え~スウィングについて書くということは、~アフリカン・アメリカン固有の文化が生んだジャズが、誰にでも参加できる文明になってゆく過程」と著者は記してますが『ビッグバンド・ジャズの始まり』から『白人によるジャズの可能性』と各章を読み進めると読者はジャズの深い森に分け入ることになるのです。これがまた気持の良い経験でした。著者の小針俊夫さんは各メディアでもご活躍されてますが、次回作も楽しみです。2023/03/09
-
- 電子書籍
- クッキングパパ(28)