内容説明
江戸幕府末期の激動の時代、江戸城の無血開城を実現させ、町を火の海から救った男がいた。彼の名は勝海舟。貧乏な御家人の家に生まれたが、剣術と勉学にはげみ、いち早くアメリカを直接見る機会を得る。時代や立場にしばられることなく、自由な発想で日本の将来を見つめ、力をつくした英雄の人生に迫る。
目次
麒麟の子
父の肩車
正月のお餅
お城づとめ
生死の境をさまよう
剣術と禅の修行
蘭学とズーフ・ハルマ
たすけ船
海舟塾
長崎海軍伝習所
安政の大獄
咸臨丸でアメリカへ
龍馬が弟子になる
神戸海軍操練所
西郷と会う
薩長連合
大政奉還
戊辰戦争
江戸無血開城
新しい時代へ
著者等紹介
小沢章友[オザワアキトモ]
1949年、佐賀県生まれ。コピーライターなどを経て、作家に。『遊民爺さん』で開高健賞奨励賞受賞。幅広い作風で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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