感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
99
著者は、30年以上、動燃に勤務された地質屋さん。帯に「地質屋から原発への最終通告」とあり、興味をもって手にしたのだが…。著者は「断層の規模と性状によって地震規模を推測する」という日本の原発立地計画の前提を批判し、また、日本に放射性廃棄物の地層処分の適地は存在しないと断言するが、自らが経験された50年前のIAEAの会合が根拠というのでは、余りにも時代感覚が違いすぎる。原発に関しては、感情論やイデオロギーではなく、技術面からの冷静な議論こそ重要だと思う。最先端の知見を踏まえた責任を持った主張が必要ではないか。2024/05/11
くものすけ
10
地震大国日本でそもそも原発の立地、建設は無理。早急にすべての原発は停止し、新規建設はもっての外ではないかと考えます。さらに原発から廃棄されるゴミの捨て場が無い事も大問題、その廃棄物ゴミの管理には長い物で10万年もの時間が必要らしい…薄めて海洋放棄出来るものばかりでは無い…これ程時間とお金が掛かる「原子力」というモノに関わってしまった事を素直に反省し、後世に負担が掛からない様に対策を施す事こそ我々の責務だと感じた!2024/08/14
Akio Kudo
2
★★★ やはり読んでみて原発が日本に向かないとわかってしまう。地震があれだけ多くて、コントロールが難しい。2024/01/26
狼
0
原発推進派は全員この本を読みなさい。 地震大国日本に、 原発など置いてはいけないし、 新設はおろか再稼働などもってのほか。 東日本大震災の悲劇を忘れちゃいけないし、 能登の震災のとき、もしも原発が再稼働されてたら、その周辺は危険区域になってたのだから。 現実を見ろ。2024/08/05