内容説明
広大な南北両大陸を舞台に戦う男たちの傍らで、子供を生み、家庭を守り、財産を管理し、価値観や習慣を子供に教えて社会の秩序を保ち、土地を耕し、働いて家計を助け、社会的矛盾と戦い、革命の先頭に立った、43人(上巻21人+下巻22人)の女たちが織りなす歴史絵巻。
目次
アナ・モンテロソとベルナルディーナ・フラゴソ(1791‐1858、1796‐1863 ウルグアイ)―ウルグアイの独立
アニータ・ガリバルディ(1821‐1849 ブラジル)―二つの世界の英雄とその妻
フローラ・トリスタン(1803‐1844 ペルー、フランス)―女性解放の先駆者
ホセファ・オルティス・ドミンゲス(1768‐1829 メキシコ)―メキシコの独立期1
ラ・グエラ・ロドリゲス(1778‐1850 メキシコ)―メキシコの独立期2
レオナ・ビカリオ(1789‐1842 メキシコ)―メキシコの独立期3
エリサ・リンチ(1833‐1886 パラグアイ)―パラグアイの三国同盟戦争
シキーニャ・ゴンザガ(1847‐1935 ブラジル)―ブラジル・ポピュラー音楽の祖
王妃カルロタ(1840‐1927 メキシコ)―メキシコの第二帝国
マルガリータ・フアレス(1826‐1871 メキシコ)―レフォルマの時代
ソレダー・ロマン(1835‐1924 コロンビア)―コロンビアの影の大統領
マリエッタ・ベインテミーヤ(1858‐1907 エクアドル)―戦うファーストレディ
ドローレス・カクアンゴ(1881‐1971 エクアドル)―エクアドルの農民運動
エレナ・アリスメンディ(1884‐1949 メキシコ)―メキシコ革命の時代
ガブリエラ・ミストラル(1889‐1957 チリ)―チリのノーベル賞詩人
フリーダ・カーロ(1907‐1954 メキシコ)―メキシコの女流画家
ロラ・モラ(1866‐1936 アルゼンチン)―アルゼンチンの女流彫刻家
エバ・ペロン(1919‐1952 アルゼンチン)―ペロニズムの功罪
ミネルバ・ミラバル(1926‐1960 ドミニカ共和国)―独裁者トルヒーヨの時代
ビルマ・エスピン(1930‐2007 キューバ)―キューバ革命
タマラ・ブンケ(1937‐1967 キューバほか)―もう一人のチェ・ゲバラ
リディア・ゲイレル(1921‐2011 ボリビア)―ボリビアの女性大統領
著者等紹介
伊藤滋子[イトウシゲコ]
1942年大阪市に生まれる。大阪外国語大学アラビア語学科卒業。1965年より外務公務員の夫とともに30年間中南米諸国に在住。メキシコ在住時に国立メキシコ自治大学でコロニアル時代の歴史講義(主にキリスト教布教史)を聴講、アルゼンチン在住のころよりイエズス会のグラニア・ミッションに関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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