出版社内容情報
対立するヤクザの組が、ドスをラケットに持ち替えて、血で血を洗うカチコミ・ラリー!
著者独特の観念の暴走スマッシュと表現の変則スピンが炸裂!
日本ホラー小説大賞受賞作の「姉飼」で「これはわれわれへの挑戦だ!」と審査員を挑発した表現の奇才にして、同志社大学教授として英米文化・文学研究の専門家としての顔ももつ異能教授・遠藤徹の到達点は、なんとバイオレンス・コメディ(本書)&学園ファンタジー(同時刊行の『七福神戦争』)!?
遠藤 徹[エンドウ トオル]
著・文・その他
内容説明
対立する“東犬会”と“極☆!興業”が、ドスをペンホルダーに、ハジキをシェイクハンドに持ち替えて繰り広げる仁義なき抗争。チンコロの幽・王筋・陳珍珍がドライブをかければ、斬りこみの丈・シノギの鷹・チャカ健がカウンターを見舞う。物理法則すら超越する任侠卓球の世界の落とし前や如何に。おやっさん、弾(サーブ権)はまだ残っとるがよう!
著者等紹介
遠藤徹[エンドウトオル]
1961年神戸市生まれ。作家・同志社大学グローバル地域文化学部教授。「姉飼」で第10回日本ホラー小説大賞を受賞、「麝香猫」で第35回川端康成文学賞候補となる。また、“プラスチック”や“モンスター”といったユニークな切り口から、英米文化研究の評論・研究書も著している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キリン
6
最初は面白かったけど、だんだん飽きてきた。2019/11/14
りらこ
4
まさに極道ピンポン。タイトル通りの展開。筒井康隆さんの文章をほんの少し思い出すテンポでくり出される、卓球のワザと描写。荒唐無稽だけど、極道だし。大袈裟だけど極道だし。そしてラストは、え?これで終わり?その尻切れトンボ感が、余韻となって、意外にも爽やかな読後感。2018/06/19
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3
シリアスギャグです! 黒子のバスケやテニスの王子様の卓球バージョン+極道 という感じですかね 必殺技も出てきます。 極道もの好きな人にとってはいいかもしれません。 卓球に関してはちょっと人間離れしていますね~ ゼロバウンドサーブはできない(笑) せめて毎回エッジになるサーブにしてほしかったなあ(*σ´Д`*) 良い意味でくだらねえなあ~と笑って読めます 中高生とかには受けそうです。 正直に言って私は受けませんでした・・・ 小説よりマンガにした方が良いと思います!!2018/07/02