出版社内容情報
里山を見つめ続けて50 年!
これまでの代表的な作品を網羅した、里山の決定版写真集です。
今森氏の言葉とともに、ゆるやかに四季を追いながら、未来に贈りたいこの美しい自然を再発見していただけます。
内容説明
里山を見つめ続けて半世紀。未来に贈りたい光景がここにある。今森光彦の里山の世界を一冊に。
著者等紹介
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年、滋賀県生まれ。写真家・切り絵作家。琵琶湖をのぞむ田園風景のなかにアトリエを構え活動する。自然と人との共存を里山というキーワードで表現し続けている。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞、第48回毎日出版文化賞、第56回小学館児童出版文化賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など数多くの賞を受賞。近年は、環境農家、ガーデナー、里山環境プロデューサーとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
63
図書館で借り受けた本書を眺めていたら家人に「完璧なる現実逃避だね」と言われた。私には児童棚の虫本・自然本の著者として馴染みが深い今森さんの里山写真集。琵琶湖畔に拠点を構え里の自然をフィルムに残す。実は「里山」はある。田圃もあるし川も流れている。田舎なのでね。でも、最近の暴力的な気候でセセラギがセセラがない。風が木立を渡らない。夜が昼間の地面の火照りをなだめない。街が迫ってくるのは賑やかで便利で嬉しいけれど、ほんの少し怖い気もする。小さな宇宙の住まい方は難しいな。写真だけに「遺」された景色になったら哀しい。2024/07/28
けんとまん1007
46
里山は、身近なところにある。それだからこそ、気づかないことも多い。改めて、自分の住むところと重ね合わせてみた。自然の風景の中に、人の営みや、生き物たちの姿・痕跡があるのは、とてもありがたいことと思う。いつまでも、残したいと思う。2023/09/13
たまきら
38
読み友さんの感想を読んで。うっとりするほど美しい写真集です。もちろん風景も素晴らしいですが、卵を守るタガメをはじめ、動物たちの写真が好みです。死んでなお、姿を変えて生態系の中へ溶け込もうとしているトンボの写真は特に胸を打ちました。2024/12/04
はやたろう
14
琵琶湖周辺の自然を撮り続ける写真家の今森さんの里山の自然を集めた写真集。日本の原風景が凝縮していて、素晴らしい自然の生命が溢れていて癒される。いつ撮影されたものかは分からないが、今もこの風景が残っていること、この先も残ることを祈る。素晴らしい!2024/03/23
takao
3
ふむ2024/07/15