土門拳のこどもたち

個数:

土門拳のこどもたち

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月08日 03時15分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A4判/ページ数 192p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784909532893
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

土門拳は「こども写真」の名手でもあった。
1935年に報道写真家としてのスタートを切った土門拳の、戦前の出世作をはじめ、戦後の名作『筑豊のこどもたち』を含む、1950年代という戦後の困難期、日本に沢山のこどもがいた時代まで、名作を164点収録!生き生きと輝く「こどもたち」を一冊に!

1935年(昭和10)に「報道写真」を掲げる集団「日本工房」に入って以来、「報道写真家」として激動の日本を記録。「文楽」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「風貌」「古寺巡礼」など、幅広いテーマに取り組み、写真史に残る不朽の名作を数多く残した土門拳は、こども写真にも定評があり、戦前、伊豆取材中に撮影した水遊びをする少年の写真は土門の出世作のひとつとなった。
戦後は写真雑誌に「こども」のスナップ作品を発表。東京・深川地域に通って写真集『江東のこども』の刊行予告まで出すが、当時の社会情勢を考慮して、みずから断念する。

1959年、日本の産業構造の転換で石炭産業が合理化され、閉山が続く北九州・筑豊の炭田地帯を取材。そこで出会ったるみえ・さゆり姉妹をはじめ、貧困にあえぐ炭鉱労働者の生活を記録。ザラ紙に印刷した定価100円の写真集『筑豊のこどもたち』(パトリア書店・1960年)を出版。10万部を売り、続編『るみえちゃんはお父さんが死んだ』(研光社・1960年)とともに社会的に大きな話題となって、テレビドラマ化、映画化された。その疲労から脳出血で倒れ、後遺症により以後、35ミリカメラでの撮影を断念した。

1950年代に撮影された、生き生きと屈託なく遊び、躍動感あふれるこどもの写真は、時代を超えて見る者の心を熱くする。同時に、そこには日本の社会や世相が写し込まれ、高度成長期前の日本の記録としても貴重である。

内容説明

土門拳は「こども写真」の名手でもあった。1935年、写真家としてスタートした時期から戦前の出世作、戦後の困難な時代の作品名作『筑豊のこどもたち』を含み、1950年代の日本にこどもが沢山いた時代まで生き生きと輝く「こどもたち」を一冊に!

目次

1 戦前のこどもたち
2 戦後のこどもたち
3 江東のこどもたち
4 筑豊のこどもたち
5 東京のこどもたち
6 日本のこどもたち
東京・下町 団塊世代のこども(北野武)
土門拳と「こども」の写真(岸哲男)
わが下町(土門拳)
エッセイ・土門拳

著者等紹介

土門拳[ドモンケン]
1909~90年(明治42~平成2)。山形県酒田市生まれ。1935年(昭和10)に「報道写真」を掲げる集団「日本工房」に入って以来、「報道写真家」として激動の日本を記録。「文楽」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「風貌」「古寺巡礼」など、幅広いテーマに取り組み、写真史に残る不朽の名作を数多く生んだ。こども写真にも定評があり、戦前、伊豆取材中に撮影した水遊びをする少年の写真が土門の出世作のひとつとなった。戦後は写真雑誌に「こども」のスナップ作品を発表。東京・深川地域に通って写真集『江東のこども』刊行予定まで出すが、当時の社会情勢を考慮して、みずから断念する。1959年、閉山が続く北九州・筑豊の炭田地帯を取材。そこで出会ったるみえ・さゆり姉妹をはじめ、貧困にあえぐ炭鉱労働者の生活を記録。ザラ紙に印刷した定価100円の写真集『筑豊のこどもたち』(パトリア書店・1960年)を出版。10万部を売り、その続編『るみえちゃんはお父さんが死んだ』(研光社・1960年)とともに社会的に大きな話題となり、テレビ・ドラマ化、映画化された。その疲労から脳出血で倒れ、後遺症により以後、35ミリカメラでの撮影を断念した。1950年代に撮影された、生き生きと屈託なく遊び、躍動感あふれるこどもの写真は、時代を超えて見る者の心を熱くする。同時に、そこには日本の社会や世相が写し込まれ、高度成長期前の日本の記録としても貴重である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

160
心地よい水浴び。少年たちの満面の笑み。1936年、伊豆の景色である。土門拳は戦前、戦後、江東、筑豊、日本の子どもを追った。撮ってどうするんだい。僕たちはいつどこでも遊びたいんだ。黒板にはこう書いてあった。「早寝、早起き、元気な僕等、皆は仲良、樂しく暮そう」どんなに苦しく辛い世界でも笑顔に救われた。みんなで団子になれば楽しくて寂しさを忘れられる。炭鉱が閉まればきっと離ればなれになる。あの清んだ笑い声も、泣きじゃくる叫びも、みんなの歌声も消えてしまう。かけがえのないあの頃を生きた子どもが今の世界を支えている。2023/08/12

kaz

2
これまで見かけたことのある作品が大半のような気がするが、何度見ても、子どもたちの生き生きとした様子がうかがえる。もちろん、戦後、あるいは筑豊の子どもたちの中には、かなり苦労をした人がいたはずだが、それはそれとして精一杯生きていた。図書館の内容紹介は『「こども写真」の名手・土門拳。1935年に写真家としてスタートした時期から、戦前の出世作、名作「筑豊のこどもたち」を含め、1950年代までの「こどもたち」の写真164点を収録。北野武、岸哲男の寄稿も掲載する』。 2023/04/18

4番のトラック

2
子ども好き発見の一冊。どのページを開いても子どもたちの素敵な表情が写されている。泣いている顔も、怒っている顔も、必死な姿も、可愛らくして守ってあげたくなるし、思わず微笑んでしまって元気をもらえる。 『筑豊の子どもたち』の写真は悲痛だ。「この家をいまさら掃除してどうなるのかと思うのだが、どんなにおんぼろでも、るみえちゃんにとってはやっぱり自分の家だった。家がきたないという言葉は一番るみえちゃんの心を傷つける不愉快な言葉のようだった」というキャプションが頭に傷を抉る。2023/01/10

読書太郎

1
昭和の子供たちを撮った写真家の土門拳。戦前からの写真をまとめた2022年の写真集だ。今はもう盗撮だなんだっていわれちゃうからこういう子供たちのスナップは撮りにくくなってしまったね。それでも誰かが撮っているんだろうけど。自分もカメラに向かってはいポーズって写真は好きじゃなくて、その人の普段の姿をそのまま写したものが素敵だと思っている。うちの姪も小さい頃は何も言わなかったけど、今じゃもうちゃんとキメてる写真しか撮らせてくれない。逆に言えば俺のことはいつだって撮っていいんだけど、誰も撮ってくれないんだよな。2024/07/25

Qfwfq

0
★4.52023/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20383342
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品