内容説明
昭和14年から40年にわたり通い詰めた母なる寺。モノクローム写真100点と、主要な土門のエッセイを網羅した土門拳の「室生寺」決定版!!
目次
写真について(土門拳)
挑戦する(みうらじゅん)
室生寺往往(牧直視)
理屈を超えた室生寺(重森弘淹)
エッセイ・作品解説(土門拳)
著者等紹介
土門拳[ドモンケン]
明治42年~平成2年(1909~90)。山形県酒田市生まれ。昭和10年(1935)に「報道写真」を掲げる集団「日本工房」に入って以来、みずからを「報道写真家」として位置づけ、激動の日本を記録。写真史に残る不朽の名作を数多く残した。全作品を寄贈し、故郷の酒田市に日本初の写真美術館として昭和58年に土門拳記念館が開館、土門作品をテーマを設けて展示している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PEN-F
40
【本屋さんで立ち読み本】。日本写真界の大巨匠、土門拳さんによる室生寺を撮りためた写真集。しかもこの本のさらに凄い所は、みうらじゅんさんのコメントも掲載されているという、まさに夢のコラボ本!購入したかったが2400円に前に涙を飲んだ😭2020/01/25
遠い日
11
土門拳の眼を通した室生寺の仏たちが、ぐいぐいずんずん迫り、そして、観る者をみごとに惹きつけていく。モノクロの「黒」が深い。対象の芯、あるいは核を引き出す力。求めた美を焼き付けた写真の圧倒的な存在感。不思議な高揚感に満たされている。2019/12/21
あられ
3
夫が土門拳の大ファン。これではないがバイブルのようにしている本がある。そんなこんなで開いてみた。力があって、いい写真だ。そうだったなあ土門拳の写真てこういうものだった。まぎれもない個性を感じた。2019/10/21
kaz
2
いかにも土門拳らしい写真集。室生寺の厳かな雰囲気が、迫力をもって伝わってくる。アングルによって仏像の表情が大きく変わって見えるのが、面白い。2020/01/25
参謀
1
大昔に室生寺に1度だけ行った事がありますが、近くに大野寺なんてあったんですね。。しかも駅から近い。。磨崖仏見たかった…室生寺も奥の院って記憶にない…見たのかな?ところでここの十二神将が面白い。今では寳物殿で一般公開もしているらしいです。表現はあれですが、丑神の「カトちゃんぺ」、巳神の「ボールどこ飛んだ?」、午神の「取ったどー」、未神の「困ったわ~」、戌神の「お前、ちょっとこっち来い」など。一風変わったポーズに興味津々でした(笑)また行ってみたいなぁ。2024/05/28