内容説明
丸ノ内、日比谷、銀座、原宿、池袋、新宿、六本木、四谷、浅草、汐留、佃島、大塚、茗荷谷、秋葉原…30年間撮り続けた東京スナップから、選りすぐりの作品122点を収録。
著者等紹介
熊切圭介[クマキリケイスケ]
1934(昭和9)年、東京・下谷に生まれる。1958年、日本大学芸術学部写真学科卒業後、フリーランスとなり、週刊誌や月刊誌、グラフ誌のグラビアページを中心に活躍、つねに時代を鋭く捉える。同時に美術全集等の写真を担当。1961年、第2回講談社写真賞を受賞。日本写真家協会の「日本現代写真史展」をはじめ、多くの写真展企画に携わる。2015年から公益社団法人日本写真家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キク
41
清掃員が、ウンコに群がる虫に見える表紙写真が強烈。浅草のアサヒビール本社のオブジェは、正式には聖火らしいけど、僕の周りの人はみんな「金のウンコ」と呼んでいた。混沌とした東京を、様々な角度から切り取っている。写真家が住んでいる池袋は僕もしょっちゅう行くんだけど、こんな表情の池袋を自分では見たことがなかった。街自体をもっと楽しみたいと思われてくれる。てっきり若い写真家だと思っていたら、裏表紙の著者写真がおじいちゃんでビックリした。感性の鋭さと年齢ってあんまり関係ないんだと嬉しくなりました。2021/05/24
たかやん
16
たまたま図書館で目に留まって借りてきた、東京スナップ写真集。東京を散歩してる気分に浸れて楽しい。気になった写真はいくつかあって、著者が''都市の虚像''を意識したという、ビルのガラスに写りこむ揺らいだような風景写真に大都会=東京っぽさを感じて、どことなく『インセプション』や『ドクターストレンジ』でのガクガク動き出す街並みを彷彿させる。2019/09/01
tuppo
2
不思議のような普通のようなの境界線が多分人によって違ったりするからその確認が面白い気がする。2023/10/03
BOOK-COFFEE
2
30年間撮り続けた東京スナップから選りすぐりの作品122点を収録した写真集。今まで色々な東京を見てきた…見たことがあったけど、見方が変わると面白いなぁと思った1冊でした。2019/06/15
ねね
0
東京の側面が垣間見れる、楽しい1冊です。2020/03/21