感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
河村祐介
1
濃厚。オリジナルアルバムだけと言うのもすごい。特に2010年代以降の動きが面白かった。またジャマイカ特有のゲイフォビックな内容に関してもアップデートッドの批判も挟みつつの評価というのもてともよい。2021/05/21
nomaltricky
0
レゲエのディスクガイド。素晴らしい名盤を紹介するだけではなく、レゲエにありがちな同性愛者や女性への蔑視に釘を刺す。現代的な視点により問題点を浮き彫りにしているのも、イエスマンでは終わらない、レゲエに対する愛情ゆえだと思う。2021/04/20
72ki
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ぼんやりレゲエファンとしてはスカ時代からリアルタイムまでの通史という点が大変ありがたい。レゲエという音楽は全世界のポップスに現在進行形で影響を与え続けているのと同時に極めてローカルなマナーを継承し続けているというアンビバレンツな特徴があり、そこが楽しくも難しく悩ましいところなのですが、本書はそこに一本の道をひいてくれているようで、重ねてありがたい。2021/06/17
analjustice
0
レビューにクセのある著者ですが単独で1000枚ものディスクレビューは並ではない力作。レゲエはエンジニアや演奏者の情報が重要でそれらが割愛されているのが大変惜しい。恐らく著者も悩んで多くの枚数を載せるほうに舵を切ったのかと。ただレビューは主観であってもクレジットは客観、この作品のドラムスはスライなのかホースマウスなのかサンタなのか自分は是非知りたかったです。発表年数がページ横なのも分かりにくい。1ページ3枚くらいが適量かも。ディスクガイドとして折に触れて読み返すかは疑問。楽しみにしていただけに本当に惜しい。2021/04/12