内容説明
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現代できものを着るシーンは、冠婚葬祭と茶道などの芸事の場が中心となります。それぞれにどのような着物を着ればよいのか、昔ながらのしきたりと、現代のTPOと季節に応じた着こなし法を教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
僕素朴
3
綴の帯は名古屋でも袋帯と同格。綴織が帯地になるのは明治期、川島織物の二代目川島甚平による。本書一番の衝撃はちりめんの風呂敷。美しい友禅。ぎゅっと結ぶなんてとんでもない、四方から畳み合せるだけだというのが、この風呂敷の写真でよくわかった。10月のお茶席は「名残の季節」で地味な道具になるので着物の色合いと文様も邪魔にならないように。いままで無縁だった紋、お茶席にはむしろ必須なのね。色無地もさらに有職文の地紋や絵羽模様を織り込んだものは格上に。裾回しに凝るのも色無地のお洒落。木村孝さんのエッセイは気品がある!2018/10/28
おばけりんご
3
これは手元において季節やしきたりのたびに開いて確認しないと、とてもじゃないけど覚えられませんでした。結構、昔は生活の一部だったはずなのに今は着ようとおもって着ないと着ないものなので回数をこなさないと難しいと思いました。でも、平易な言葉で書かれていて読み進めやすかったです。手に取りやすい1冊なのでお薦めです。2012/01/05