出版社内容情報
ネオアコの女王であり、
DIYポストパンクの継承者であり、
フェミニストであり、
そして、
パンク/ニューウェイヴ大大大好き少女の物語
トレイシー・ソーン自らの半生について
パンク、ポストパンク、ダンス・ミュージックやトリップホップについて
ザ・クラッシュ、ポール・ウェラー、ザ・スミスについて
プライマル・スクリーム、マッシヴ・アタックについて
ラフトレードや、ポストカード、チェリー・レッドについて
そして政治とフェミニズムについて
ウィットに富んだ文章で綴るベストセラー本です。
訳者は、小説家の浅倉卓弥。
トレイシー・ソーンの洒落た文体をみごとな日本語に変換。
また、本文中にはトレイシー・ソーンの訳詞も多数掲載。
エヴリシング・バット・ザ・ガールのファン、
およびUKギターポップ・ファン、
およびポストパンク期のUK音楽のファンは必読!
表紙イラスト:オオクボリュウ
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バネ
38
TRACY THORNのパンクで辛辣な表現が、読んでいて痛快だった。コレを読んで、EBTGの聴き方を間違えていたコトがわかった。改めて「そういう意味で」聴き直している今日この頃。。2020/04/10
OHNO Hiroshi
10
感動。身震い。 どう言えばいいのだろう、人生いろいろとは。今、みてみると音楽活動を再開している。新譜を注文してみた。 19歳からコンビを組んだベン、マリンガールズの活動、ソロ、エブリシングバットガールズ(七枚目のアルバム時がキャリアハイなんて、素敵)、ベンの急病、集中治療室、二人の双子の娘とその後生まれた息子、執筆、刊行、そしてまたソロ音楽活動。素晴らしい。この後の本もあるので、読みます。いやあ、未だ、楽しいことあるのだな。2021/02/11
ふん
2
マリンガールズと遠い渚こそ至高という人も周りには多いのですが、90年代も素晴らしい。読みながら順番に聴いていって、マッシヴのプロテクションにたどり着いたときに感じた包まれるような暖かさはこれからも大事にしたい体験だった。少し前に読んだボビー・ギレスピーの自伝とクロスするところもあっておもしろかった。翻訳はウォーホルのファクトリーを「工場」って訳してるところであまり信用できなくなってしまった…よし、24年ぶりの新作聴くぞ!2023/05/11
ナポリノロク
2
だいぶ前に買って、読みかけたのだけどどうも頭に入らず放置していた。EBTG のことは30 年も聴き続けているのに!ふと目に入って読み直したら面白くてスルスルと読み終わってしまった。そしていかに彼らの詩を聞けてなかったかを知り反省したり。80年代のUKがまだまだ女性にとって不愉快な事ばかりの環境だったということもようやく知れました。2022/02/13
prispris2049
2
ETBGは全く同世代。最初の2枚は聴いたけどその後は疎遠になったクチ。マリンガールズからソロまでのほぼ20年ほどのキャリアと内面を詳らかにしている。ベンが大病したのは知らなかった。前半はマリンガールズや80年代の音楽を聴きながら、後半はソロやマッシヴを聴きながら読んだ。運命的だなあ…と思ったり。 アタマの方はなんだか読みにくい訳文で、後半はこなれてきたけど、地の文はジェンダーレスだけど、リリックが女言葉なのが気になった。同じ訳者ですよね…。2021/04/11